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2019年03月26日 15:47

中国経済新聞に学ぶ~上海で日本米が人気 年間輸入2千トンに

 上海の人々はもともとコメ好きなため、コメの食感や品質にこだわりがある。消費の高度化にともない、上海の人々はふっくらつやつやして、味と香りのよい輸入米、とりわけ日本米を選ぶようになってきている。

 日本のコメ輸出大手・株式会社神明はこのほど上海市で、これまでにない斬新なイベントを開催した。富山県産のコメで作ったいろいろな形の日本伝統のおにぎりとコメ料理が準備された会場にはコメのおいしそうな香りが漂い、見ているだけで食欲をそそるおにぎりに、来場者たちは次々と手を伸ばしていた。来場者の一人は試食後、「こんなにおいしいコメなら、おかずなしでも2杯はいける」と話した。

 中国は世界最大のコメ生産国であり、コメ消費量も世界一だ。日本全農によると、中国のコメ消費量は日本の20倍であり、年間500万トンをタイやベトナムなどから輸入しているが、日本からの輸入は2016年375t(約1億6,000万円分)にすぎなかったという。これは、日本米に対する検査が厳格であるだけではなく、中国の販売価格が高すぎて富裕層しか手が届かないためだという。

 日本貿易振興機構が昨春、上海のコメの店頭価格を調べたところ、現地米は1kgあたり126~607円なのに対し、日本米は1,779円だった。日本のコメにとって中国は重要な海外市場だといえる。

 現在、上海市民は専門店、高級スーパー、ECプラットフォームなどで日本やタイからの輸入米を購入することができる。神明の唯一の在中国全額出資子会社・成都栄町食品有限公司はこれまでに北京、上海、成都、広州に日本米の専用倉庫を設置しており、販売エリアは中国国内58都市をカバーしている。協力パートナーには日本のすき家、イトーヨーカ堂、味千ラーメン、伊勢丹といった外食産業、デパート、スーパーの有名ブランドが含まれる。神明によると、20年に中国へのコメ輸出量を2千トンに増やし、25年には1万トンを目指す計画という。

 ここ数年、日本米は中国の消費者をターゲットにした宣伝キャンペーンに力を入れ、上海の一部のスーパーやレストランでは様々な形のキャンペーンイベントがしばしば開催されている。日本貿易振興機構(ジェトロ)上海事務所も、「引き続き日本企業と提携してビジネス説明会を定期的に開催し、中国の消費者に日本の農産品をアピールするイベントを実施していく予定」としている。


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