2024年04月20日( 土 )

不老安正氏((株)かさの家・代表取締役)~黄綬褒章受章を祝う会

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謝辞を述べる不老社長(右)と夫人(左)

 (株)かさの家の代表取締役・不老安正氏が昨年11月3日の文化の日に黄綬褒章を受章した。これを祝し、不老氏を慕う10名の世話人の呼びかけで3月22日、グランドハイアット福岡で「不老安正氏の黄綬褒章受章を祝う会」が盛大に行われ、約400名が参列した。

 不老氏は、太宰府天満宮の参道で「梅ヶ枝餅」を販売する(株)かさの家の代表取締役であるほか、(公社)福岡県物産振興会会長や太宰府市観光協会会長など、現在17もの役職に就いている。また、2016年6月には自身がホスト委員会委員長を務めた「第99回ライオンズクラブ国際大会」を福岡市に誘致し、日本の良さや「フクオカ」の名を世界に強くアピールした。その経済波及効果は全国で総額約112億円、福岡市で約52億円といわれている。

 会は九州国立博物館館長・島谷弘幸氏の開会挨拶で始まった。代表世話人の福岡県菓子工業組合理事長・丸山道和氏は「梅ヶ枝餅のブランドを確立し、世界へも広められたことは大変な功績です。菓子づくりを生業としている私たちにとって嬉しい限り、本当に尊敬できる先輩でございます」と、1988年より太宰府梅ヶ枝餅(協)理事長を務めている不老氏を称えた。

楠田市長による乾杯挨拶

 同じく世話人の太宰府天満宮宮司・西高辻信良氏は、学者・政治家で現代では「学問の神」として崇められている菅原道真公を例に挙げ、幅広くマルチに活躍する不老氏を「何事に対しても必ず前向きであり、情熱をもってすべての仕事をなさいます」と称賛した。

 来賓祝辞では、福岡県副知事・服部誠太郎氏や福岡県議会議長・井上順吾氏、ライオンズクラブ国際協会元国際会長・山田實紘氏も一様に不老氏の人柄や実績を褒め称えた。また、ともに(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のアスリート委員を務める高橋尚子氏からのメッセージも放映された。不老氏は1988年ソウルオリンピックに出場したクレー射撃オリンピアンであり、現在もオリンピアン候補の発掘や育成を担当し、こちらにも力と情熱を注いでいる。

司会を務めたテレビ西日本
津野瀬 果絵アナウンサー

 祝賀会中、不老氏は「中小企業庁の推薦により黄綬褒章をいただきました。長きにわたる皆さまからのご尽力を賜り厚く御礼を申し上げる次第です。ご来賓の皆さまから心温まるご祝辞を頂戴し感極まっております。受賞につきましては地域の皆さま、物産振興会の方々、そして家族のおかげと身に染みて感じております。これからも福岡県物産振興会、地元のために頑張っていく所存です。本日はこのように多くの方にご来席いただき、心から感謝申し上げます」と謝辞を述べた。その後、博多券番の祝舞が会場を華やかに彩り、世話人・来賓など24名による鏡開きが行われた。

 乾杯の挨拶は太宰府市長・楠田大蔵氏が行った。就任2年目となる楠田市長は、新元号を迎える今年を「新生太宰府元年!」と位置づけ、太宰府市の歴史と文化を守りながらも、財産を生み出す新たな力も育て、行政再建を行っていくという斬新な取り組みへの挑戦を掲げている。

 名実ともに太宰府市を代表する不老氏の存在は市にとって大きな支えとなるだろう。多忙ななかでも多くの業務に精励する不老氏の姿は、今後も市民の模範となり、地元太宰府市から日本を盛り上げていくに違いない。

【松本 悠子】

不老 安正 氏 経歴 ※クリックで拡大

 

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