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2019年04月02日 10:16

マウス試験で、乳酸菌生産物質の皮膚への影響を研究

(株)光英科学研究所

同社が開発した乳酸菌生産物質は、生体のさまざまな生理機能を改善することが報告されているが、城西大学薬学部との共同研究では、皮膚への影響についても研究が進められてる。城西大学薬学部の増谷法臣らの研究グループが行った動物実験では、皮膚の水分量を保つ一方で、角質水分量は増加させる作用があることがわかった。


原液と濾過液が皮膚水分量の損失を抑制

第58回日本薬学会関東支部大会
(2014年10月)でポスター発表
する増谷法臣氏

 研究グループは、まず紫外線の照射マウスと非照射マウスに乳酸菌生産物質を経口投与し、表皮や角質の水分量を測定した結果、紫外線が当たった皮膚は日焼け状態になり、肌が荒れて、皮膚の水分量も低下したが、乳酸菌生産物質を食べていたマウスは日焼け状態からの回復が早く、肌の水分量も紫外線を受けていないマウスと同等となった。

 次にアトピー性皮膚炎モデルマウスの水分量の変化におよぼす影響も調査。乳酸菌生産物質は死菌を含んでいるため、サンプルは死菌を含んだ原液と、死菌をフィルターで濾過した後の濾過液の2つに分け、それぞれを与えたマウスの経表皮水分量、角層水分量を調べた。

 特殊飼料(HR-AD精製飼料)をヘアレスマウスに与えると、水分量が低下し皮膚が乾燥症状(ドライスキン)になり、また、アトピー性皮膚炎の症状として、マウスは搔痒様行動を起こす。この状態で濾過液を経口投与すると、開始5日目から経表皮水分量の低下が抑制された。また、原液を投与すると濾過液と同様に経表皮水分量の低下を抑制し、角質水分量が増加した。

 このことから、原液と濾過液のいずれにも、アトピー性皮膚炎モデルマウスの経表皮水分量の損失を抑制し、角質水分量を増加させる成分が含まれていることが示唆された。

有効成分は乳酸菌生産物質に含まれる脂質

 さらに研究グループは、乳酸菌生産物質に含まれる脂質成分に着目し、HR-AD投与マウスの経表皮水分損失量と角質水分量におよぼす影響を調べた。試験食は、乳酸菌生産物質の原液の濾過物にエーテルを加えて脂質を抽出し、脂質成分と残渣に分離して原液と同量になるように生理食塩水で調整。これらを0.3mlずつ30日間、ゾンデで経口投与し、経表皮水分量と角質水分量を測定した。その結果、投与開始7日目から原液および脂質成分を投与した実験群では経表皮水分量の損失低下が認められ、さらに投与を続けるとことで角質水分量が増加した。

 以上の結果から、乳酸菌生産物質に含まれる脂質成分がアトピー性皮膚炎様モデルマウスに対する経表皮水分量損失抑制と角質水分量増加の有効成分であることが示唆された。

<COMPANY INFORMATION>
所在地:埼玉県和光市新倉5-1-25
T E L:048-467-3345
F A X:048-467-3374
事業内容:乳酸菌生産物質の製造・販売、乳酸菌の培養

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