2024年03月29日( 金 )

伊藤園「お~いお茶 緑茶」の原料茶葉すべてをGAP認証に

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お~いお茶 緑茶

 (株)伊藤園(本社:東京都渋谷区、本庄大介社長)は、2020年度までに、同社の主力商品「お~いお茶 緑茶」に使われる原料茶葉のすべてを、「GAP認証取得農園」で生産された原料での製造販売を目指す。

 「GAP認証取得農園」とは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証制度。世界基準である「グローバルGAP」をはじめ、日本GAP協会が展開する「JGAP」または「ASIAGAP」などがあり、同社ではこの3認証のうち、いずれかの認証を受ける農園を対象としている。

 背景には、世界的な食品の安心・安全への要望の高まりと、2020年に控える「東京オリンピック・パラリンピック」の食材調達基準に同社が採用されたこと。農業における食品安全・環境保全・労働安全などの持続可能性を確保することが挙げられる。

 同社では「お~いお茶 緑茶」の原料茶葉のすべてを、GAP認証取得農園で生産されたものにするために、茶農家と同社の品質質基準を満たしているものをすべて買い取る契約を結び、耕作放棄地などを大規模な茶園に造成するサポートや茶葉生産に関する技術・ノウハウを全面的に提供する「茶産地育成事業」の対象となる全農園でGAP認証の取得を目指すとしている。

茶葉農園(イメージ)

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