ソラシドエア、12期連続黒字~台風の影響軽微、運航便の多角化図る
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宮崎や熊本などを中心に格安航空便を展開する(株)ソラシドエア(旧・スカイネットアジア航空(株))の2019年3月期決算は、営業収入が419億7,300万円(前年同期比6.6%増)の増収となった。また、営業利益31億8,500万円(同16.2%減)、経常利益31億6,000万円(同12.8%減)、当期純利益21億1,800万円(同14.9%減)をそれぞれ計上。予約サイトのリニューアルなどシステム面での出費から販管費が上昇、減益にはなったが、12期連続の黒字となった。
同社では、昨年の名古屋(中部)-鹿児島の開設や名古屋(中部)-沖縄(那覇)の増便など運航便の多角化を図ったほか、「2017~2020年度 中期経営戦略」に掲げた『地域と世界を繋ぐグローバルエアラインへの進化』を目標に、長崎・大分・福岡・鹿児島と台北(桃園空港)を結ぶ国際線チャーター便を運行するなど国際線の定期運行に向けてノウハウの蓄積に務めている。
台風の影響で就航率は0.2ポイント減となる98.6%だったが、全路線の提供座席数が271万20席(前事業年度比1.2%減)、有償旅客者数が189万2,178人(同0.1%増)となった。
【小栁 耕】
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