• このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年08月24日 07:00

西日本新聞の柴田建哉社長殿、貴方は社を復活させる覚悟がありますか?(6)~西広OBが西日本新聞社の未来を宣託

 柴田社長殿、西広OBからのご意見を紹介してこのシリーズを完結します。この後のことは経営者として柴田社長がいかに西日本新聞社をすばらしい会社として再生させるかどうかに関わってくるだけの話です。

 筆者も偉そうな口を叩きましたが、「弊社を必要とされる会社に仕上げていくか」が厳しく問われており、しっかり総仕上げを行う覚悟です。

 それでは西広OBのご意見を下記に紹介します。真摯に受け止めてください。

西日本新聞社自力での生き残りは無理かな?

 西日本新聞社グループだった地場大手広告代理店・西広が博報堂の子会社となったのは既報の通り。

 代々、西広の社長には、親会社の西日本新聞社から出向してきていたが、ここ2代は西広のプロパーが就任していたという。この一件は西広の「西日本新聞離れ」の前兆だったとの見方もできるかもしれない。

博報堂の子会社になったことに関して西広OBから以下のような意見が寄せられた。

 長きに渡り西広でお世話になり、存分に仕事させていただいたことに対して、改めて感謝の意を表したいです。西広の仕事を通して、自身の能力が高められ、たくさんの方々との出会いによるご縁ができたことは、今もって自身の財産となっております。

 すでに西広は、先月(6月)西日本新聞社から博報堂の傘下に入りました。OBたちからは「残念だ。何とかこれまでのマネジメントで踏ん張れなかったのか」「70年の歴史…1つの時代が終わった」などのコメントがありました。

 確かに残念ではありますが、時流のなかで生き残っていくにはやむを得ないことだったのでしょう。やはり、地場広告代理店として、“どのようにして業界をリードしていくことが最善なのか”という志向で、事業を推進することに関して後手を踏んだことは否めません。つまり西日本新聞社への依存度が高く、時流への対応が遅れたものと推察されます。

 広告業界だけでなく、銀行など金融業界を筆頭にあらゆる業界で再編が行われております。業界大手がリードして、寡占化していくことは、これからも避けられないのではないでしょうか。西広が博報堂の傘下に入ったことは、これからの世代の方々にとっては待遇や事業展開の面で、メリットが大きいのですから、良かったのではないかと存じます。

 西日本新聞社においても同様のことで、現在のままのビジネスモデル、すなわち単なる新聞社の事業を中核にしても生き残ることは極めて困難でしょう。誰もが知っている通り、新聞業界は斜陽です。それが今後はさらに加速化していくでしょう。同社だけの体力では存続は苦しくなるでしょうし、同社への入社を目指す若い方々も減少し続けるでしょう。同社が生き残るためには、地方紙の企業が1つになって、大同合併することがベストでしょう。

 どの企業同士が連携していくかは未知数ですが、まずは数社一緒になることです。そして、リーダー(経営者)は新聞業界にこだわることなく、他業界でも構いません。経営改革に長けた方々は、たくさんいらっしゃいます。これまでの慣習などにとらわれることなく、覚悟と信念をもった改革を実行できるリーダーが現れれば、生き残ることができるでしょう。

 今回、西広が博報堂の傘下に入った事象を見て、西日本新聞社も決断の時期に差しかかっていることは明らかとなりました。冷静に客観的に時流を見極めて、西日本新聞社の経営陣は、今こそ適切な判断を下さなければならないでしょう。現況で何も策を講じないなら、残念ながら消滅する可能性が高いでしょう。同社には賢明な判断でのマネジメントを望みます。

 西日本新聞社を大切に思ってこその厳しいご意見である。同社は今後、どう改革し、荒波を乗り越えていくのか。上記OBの意見に耳を傾け、参考にしていただきたい。

(了)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

     

トップニュース

2019年09月22日 07:00

ラグビー・イタリア代表チーム、福岡市内の小学校で交流イベント実施

 ラグビーワールドカップ2019日本大会に出場しているイタリア代表チームは本日(22日)、ナミビア代表チームとの初戦を迎える。

日本経済の飛躍のカギ“水力(ウォーター・パワー)”(4)

 地球上の生命は水を介してすべてが循環している。この水の流れを滞らないようにすることが、生命体である人間にとっても地球にとっても欠かせない。水そのものを大切にするのは...

2019年09月21日 07:00

【9/28】横断歩道のルールを学ぶ~横断歩道マナーアップキャンペーン2019

 日本自動車連盟(JAF)福岡支部は9月28日(金)、エルガーラ・パサージュ広場(福岡市中央区)で「横断歩道マナーアップキャンペーン2019」を開催する。

日本経済の飛躍のカギ“水力(ウォーター・パワー)”(3)

 欧米の水メジャーが仕掛ける大規模な水ビジネスのなかで、日本は単なるパーツの提供、納入業者の地位に甘んじてきた。言い換えれば、最も儲かる水道事業の管理、運営の部分はこ...

2019年09月20日 17:10

トランプ大統領が狙う北方領土カジノ構想(後編)

 筆者は以前、自著『ハゲタカが嗤った日』(集英社インターナショナル)で、イ・アイ・イ・インターナショナル社長・高橋治則氏のことを書いた事がある。彼は「日本のドナルド・...

2019年09月20日 16:37

【交通取締情報】9月24日、北九州市八幡西区とみやま市で実施

 福岡県警は9月24日(火)、北九州市八幡西区とみやま市で可搬式オービスによる交通取り締まりを実施する。

2019年09月20日 15:22

えんHDの新本社ビル「えん博多ビル」で上棟式

 (株)えんホールディングス(えんHD)が福岡市博多区住吉で建設中の新社屋「えん博多ビル」で20日、上棟式が行われた。同社の原田社長が関係者や近隣住民へ感謝の辞を述べ...

2019年09月20日 15:00

厚生労働省公表の「ブラック企業」 8月30日発表 九州地区(福岡を除く)

 厚生労働省は17年5月から、労働基準関係法令に違反し書類送検された企業の一覧表をホームページに掲載している。

2019年09月20日 14:33

地域との共生のため~しっかりとした顧客対応が必要に

 暑さも峠を過ぎて朝晩めっきり涼しくなり、野菜を植えるシーズンの到来となった。私もわずかばかりの畑にシソ、ピーマン、大根、キャベツ、白菜、人参、ジャガイモ、ニンニク、...

2019年09月20日 13:00

イオン、「インナーカジュアル」分社化へ

 イオンリテールはGMS改革を進めて、売場の専門化に取り組んでいる。そのなかから、キッズ・ベビーの「キッズリパブリック」、ヘルス&ビューティケア「グラムビューティーク...

pagetop