2024年04月19日( 金 )

水害のたびに思い返してほしい「ハザードマップ」の存在

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 私は大学時代を札幌で過ごした。その当時、知人Aが住んでいた地区は地価が安く、Aは家賃2万円台のワンルームを借りていた。

 ところが1つ困ったことがあった。大雨が降ると道路がよく水浸しになったのだ。Aが住む地区は札幌を南北に縦断する豊平川の堤防の傍で、それよりも低い位置にあった。遊びに行くたび「水害があったらひとたまりもないな」と思っていたものだ。

 幸いAが住んでいる間に水害に遭うことはなかった。その地区がハザードマップで真っ赤――水害に弱い区域だったことを知ったのは、大学を卒業してずいぶん経ってからだった。

 福岡市のHPにも地区ごとのハザードマップが公開されており、水害時に使える避難所の有無も記載されている。1度確認してみてはいかがだろうか。

【小栁 耕】

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