アイルランド人も同じ

　19日13時に東京の帝国ホテル前でアイルランド人3名と出会った。今晩はラグビーW杯でアイルランドとニュージランドの試合がある。福岡での試合を観て、東京にも応援にきたファンかどうかは定かではないが、お馴染みのグリーンのユニフォームを着ている。福岡と較べ、東京では外国人がいても目立たない。それだけ日常に溶け込んでいるからである。

　40代の大柄な男たちは道に煙草の吸殻を捨てようとして、背後から「捨てては駄目」というようなことを言われたようだ。彼らは後ろを振り向き一瞬、緊張した顔付きになった。そして、声の主が遠ざかると安堵したようだ。

　歩道に沿って植込みが続いている。1人のアイルランド人男性が苦笑いしながら、その場所に吸殻を投げ捨てた。続いて残り2人も同様の行為をした。彼らは背後を振り返りながら、苦笑いをしている。多少、良心の呵責を抱いていたのだろう。

　アイルランド人の無神経さを批判しているのではない。煙草のポイ捨てに関しての無神経さは、日本人の方が上まわっている。煙草をやめれば良いのに、禁煙できないのは万国共通である。

　残念なことにW杯でアイルランド代表は惨敗。あまりにもニュージランドが強かった。

　「アイルランドの皆さま、日本に長期滞在してお金を使っていただきありがとうございました」