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3月17日、九州運輸局が発表した2019年、20年1・2月(速報値)の外国人入国者数のデータによると、九州の外国人入国者数(クルーズ船を除く通常入国者数)は1月が約22万人、2月が約10万人と、昨年同月からそれぞれ約36%、約70%減少した(19年1月は約34万3,000人、2月は約33万2,000人)。
20年1月の九州での約36%減は、昨年の落ち込み(通年で約14%減)、全国の約1%減と比べて際立っている。昨年下半期から続く韓国インバウンドの低迷が続いており、そのうえ新型コロナウイルスの影響を受けたにしても、全国と比べ落ち込みが激しい。なお、18年時点で九州への外国人入国者数のうち韓国人が占める比率は47%と全国の2倍近くであった(全国は24%)。
19年通年では約14%のマイナスとなっており、8年ぶりのマイナスとなった。ただ、ASEAN諸国、欧米豪からは増加している。九州運輸局は、タイ、マレーシアとの間のLCC新規就航、およびラグビーW杯の九州3県(福岡、熊本、大分)での試合開催が増加に効果があったとみている。

【茅野 雅弘】
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