2024年03月29日( 金 )

プラスチック製レジ袋の有料化 各社各様でスタート

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 廃棄物や海洋ごみ問題、地球温暖化といった地球規模の課題が深刻さを増しているなかで、プラスチック製買物袋の有料化を通じて消費者のライフスタイルの変革を促すため、7月1日から全国で一律にプラスチック製レジ袋の有料化が始まった。持ち手のない袋やバイオマス素材25%以上配合の袋は対象外となる。

 コンビニでは、「セブン‐イレブン」3円(特大5円)、「ファミリーマート」3円、「ローソン」3円とほぼ横並びとなっているが、北海道のセイコーマートは利用者の負担を考えて、7月1日以降も、バイオマス素材30%配合のものにし無料配布を継続する。百円ショップのダイソーはS サイズ2円、M サイズ4円、L サイズ7円となる。

 これに先立ち、食品スーパーは以前から全店もしくは一部の店舗で有料化している企業が半数を超えており(日本スーパーマーケット協会調べ)、イオンリテールをはじめGMS(総合スーパー)も食品売り場で有料配布し取り組みが先行していた。

 ドラッグストアではマツモトキヨシなど大手を中心に4月から、ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」も6月から有料化に踏み切った。

 百貨店では、高島屋と大丸松坂屋が食品売り場などで有料化、三越伊勢丹ホールディングスは7月から、食品売り場のプラ製レジ袋をなくし、有料の紙袋に順次切り替える。価格は小30円、大50円。

 こうして小売店舗の多くはレジ袋の有料化に踏み切るが、ファストフードは、利用者の便宜を考え、義務化対象外のバイオマス素材25%以上配合のレジ袋を7月以降も無料で提供するところが目立つ。

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