コロナ禍で苦境となったカプセルホテル、ナインアワーズが再生へ(前)
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2020年08月14日 07:00

コロナ禍で苦境となったカプセルホテル、ナインアワーズが再生へ(前)

コロナ禍で倒産、賃料不払いも

ナインアワーズ取締役
ホテル運営部責任者
渡邊 保之 氏

 「今年の春、カプセルホテルやビジネスホテル、民泊などの宿泊特化型施設の売上は昨年同月比で10%以下にとどまったところが多かった。ナインアワーズでは、カプセル内UV照射などの衛生対策、『9hハイジーンプロジェクト』を行い、7月1日から全店舗を営業再開した」――と話すのは、(株)ナインアワーズ取締役・ホテル運営部責任者の渡邊保之氏。「6月からは少しずつ、人の移動が戻りつつある」と続けた。

 新型コロナウイルス感染拡大によるホテル業界への影響は、かつてないほど大きいものとなった。そこで、カプセルホテル・ナインアワーズを全国展開する(株)ナインアワーズは、経営不振に陥っているカプセルホテルやビジネスホテルの宿泊再生事業に本格的に乗り出した。

 全国で15店舗を展開するカプセルホテル・ナインアワーズは、機能を極限まで削ぎ落とし、寝具の質を高めて「リフレッシュ」できる空間を実現してきた。利用者は若年層や外国人が多く、客層の男女比率は半々と、従来のカプセルホテルに比べて女性の利用が多いのが特徴だ。この運営ノウハウを生かし、経営不振に陥っているカプセルホテルやビジネスホテルの再生を手がけるという。

 「土地や建物オーナーから、ホテルオペレーターがコロナ禍で倒産や賃料不払いになったという相談を受けてきた。オフィスや住宅にコンバージョンしようにも、高額な投資が必要となる。コストは抑えたいという要望がほとんどのため、極力施設に手を加えずに立て直し、我々が運営代行することで対応してきた」(渡邊氏)。運営が成り立たなくなった民泊では、賃貸住宅としての貸出し、または売却するケースも増えてきたという。

既存ブランドを生かすべくリノベーションをほとんどせずに再生させた

(つづく)

【石井 ゆかり】


<COMPANY INFORMATION>
(株)ナインアワーズ

代 表:代表取締役 Founder 油井啓祐
    代表取締役 CEO 松井隆浩
所在地:東京都千代田区神田錦町3-19-1 不二ラテックスビル7F
設 立:2013年8月
資本金:2億9,000万円(資本準備金含む)
売上高:(20/3)約16億円

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