2024年05月13日( 月 )

伝統の自社施工力にいっそう磨きをかける

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進興設備工業(株) 代表取締役 井手口 富彦 氏

 地場における老舗総合設備工事として名高い進興設備工業(株)。同社は4月、5代目代表取締役社長に井手口富彦氏が就任した。前代表で現会長・大野史朗氏が、より高い品質の施工力強化と人材育成とともに、磐石な財務をつくり上げた。大野会長が手がけた経営マネジメントを井手口代表が継承し醸成させる。井手口代表の手腕に期待が寄せられる。

高い品性と品格

進興設備工業(株) 代表取締役
井手口 富彦 氏

 同社の大野史朗会長は、新たな代表の井手口富彦氏について、「井手口は仕事の堅実さが社内で突出しております。社員から大変人気があり、人望厚い男です。入社以来地道にコツコツと実績を積み上げながら、我が社の発展に大きく貢献してきました。主に現場管理とゼネコンとの折衝の業務を、正確・迅速・丁寧に遂行する仕事ぶりを長年見続けて、誰よりも高い人間力を有する男であると確信できました。井手口なら我が社の伝統を継承しながら、さらなる進化発展をつくり上げてくれると」─。その言葉からは社内から次期代表取締役社長を輩出できる同社の強靭なマネジメント力をうかがえる。

 地場経済を長年ウォッチングするアナリストは、「井手口代表は、誠実で謙虚そして地道にひたむきな人間性である。つまり人としての高い品性と品格を兼ね備えている。必ず大野会長のマネジメントを正しく継承しながら、堅実に進化させる」と分析する。井手口代表は、同社入社から33年間実直に仕事と向き合い実績をつくり上げた。同社の優れた伝統を守りながら、さらなる事業推進を図る。

自社施工部門をより強化する

 同社最大の強みは、自社施工力である。地場業界における先駆けで、長い時間を費やして進化させ今日に至る。同社の自社施工は、いわば同社の代名詞的な存在である。とくにマンション管理組合からの改修工事受注のケースでは、各家庭へ同社施工担当の社員が訪問する。そして訪問先の方々と対話しながらの施工となる。つまり施工中は日々対話が続くので、対人のスキルが必須となる。

 「竣工後、お客さまから“ありがとう。本当に助かりました”のお言葉をいただいたとき、次の仕事のモチベーションが高まるのです。自社施工部門の事業は、我が社の成長する礎であることは明確で、お客さまのご要望に対して、すぐ反映できる部門です。『優秀な技術・誠意ある施工・迅速なアフター』─我が社の経営の信念と哲学において、自社で施工することが最適であり、よりいっそう磨きをかけていきます」と語る井手口代表。

 伝統の自己施工力に一層磨きをかけ、同社は新たな歴史を創造する。

【河原 清明】

<COMPANY INFORMATION>
所在地:福岡市南区玉川町4-2
設 立:1959年3月
資本金:5,000万円
TEL:092-551-6883
URL:http://www.shinkoh-s.com

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