原中誠志・福岡県議会議員の「政経セミナー(県政報告会)」が27日、県営「大濠公園 能楽堂」で行われた。250人を超える聴衆が参集するなか、服部誠太郎福岡県知事の代理で江口勝副知事が講演を行った。
来賓としてラムクマール在福岡インド総領事や、福岡日米協会会長・高崎繁行氏、前衆議院議員・稲富修二氏など多数の来賓が出席した。
来賓を代表して連合福岡の吉村淳二会長から「自治体を取り巻く環境は、多様化・複雑化する県民のニーズ、頻発する自然災害、物価高対策など県民の命と暮らしを守り、幸せ向上のために、県議会の使命と役割は大きい」としたうえで「原中県議には今後も現場地域に寄り添い、働く仲間、生活者の声に耳を傾け、人と人とのつながりを基本として、支え合い、助け合いの精神を大切にしながら活動をしていただきたい」と挨拶を述べた。
セミナーにおいて、能楽師・鷹尾維教氏と「鷹の会」による能仕舞「橋弁慶」が披露された。「橋弁慶」は、牛若丸と武蔵坊弁慶の京都五条橋での出会いを描いた作品で、室町時代から上演されてきた。
鷹尾氏は2011年に重要指定文化財総合認定能楽の指定を受けており、福岡市薬院で日本文化について語り合える「BAR 愛鷹 ~ashitaka~」も経営するなど能楽の普及に尽力している。
なお、原中県議や江口副知事も羽織袴を着用して能舞台に上がり日頃なかなか見れない姿であった。
江口副知事は「原中先生は県職員出身ですが、理詰めでものをいわれるなかなか手強い論客である」と述べつつ「プラス温厚で誠実なお人柄で多くの県職員から慕われている」と紹介した。
今回の会場が能楽堂ということもあり、文化芸術振興について服部知事が能楽堂の認知度を上げる必要があることを述べていたことに言及したうえで「大濠公園は日中の人は多いが若干西側に来ると人通りが少ない」と現状に触れ「能楽堂に飲食コーナーをつくる計画を進めている」「県立美術館も建設するなど大濠公園エリアを福岡県の新たな文化芸術の発信拠点として育てていきたい」と今後の方針を語った。
福岡県は福岡市が管理する舞鶴公園と一体化してセントラルパーク構想を推進しているが、能楽堂も含めて多くの県民・市民が利用しやすい環境整備を行うということである。
講演の締めくくりにあたり江口氏は「自治体というのは二元代表制であり、知事はじめとした執行部と議会と一緒になって取り組みをやっていきたい」と決意を述べた。
原中県議は県政報告のなかで、人口減少と過疎化への懸念を示した。「福岡県も少子高齢化にあり、郡部に行きますと過疎の町っていうのもたくさんある。限界集落もたくさんある。我々は福岡都市圏しか目を向けていないところがあるが、やはりそれ以外の 60 市町村の大方の市町村で見ると、人口減少でありますし、高齢化が進んでいる。地域で安心して暮らしていけるというのは、これが福岡県の使命である」と述べ、都市部だけでなく、農業地域や山間部などに住む人々の生活を守ることが大事であり県議として取り組んでいくことを表明した。
最後に原中県議が所属する博多祇園山笠・西流冷泉3区の方々による祝いめでたと手一本で盛会のうちに閉会となった。
【近藤将勝】








