2024年04月25日( 木 )

アビスパ、松本のプロ初ゴールで不敗ロード続く~福岡1-0千葉

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 サッカーJ2リーグのアビスパ福岡は25日、ホームのベスト電器スタジアムにジェフユナイテッド千葉(以下、ジェフ千葉)を迎えて第29節の試合を行った。
 連勝こそ12で途切れたものの、アビスパは前節・町田ゼルビア戦まで14試合で連続不敗と好調だ。

 試合開始後、早々に形勢が動いた。前半10分、ゴール前でジェフ千葉の守備陣がクリアしたボールをDF上島拓巳がヘディングで前線に戻し、MF福満隆貴が右サイドに持ち込んだ。上がっていたDFエミル・サロモンソンに預けると、サロモンソンはペナルティエリア内にドリブルで切り込み、周囲をよく見てグラウンダーのクロスをマイナス方向に送る。そこに走りこんでいたMF松本泰志が左足インサイドで正確に合わせてゴールネットを揺らし、1点を先制した。

 松本にとってはプロ初ゴール。8月にサンフレッチェ広島から期限付き移籍で福岡に加入した松本は、東京五輪代表の中心となる選手でもある。アビスパでもその実力を幾度となく発揮してきたが、ついに初ゴールというかたちで結実させた。

 試合はパスをつないでゴールに迫るジェフ千葉と、鋭いカウンターで切り返すアビスパがお互いの良さをぶつけ合うかたちで推移する。FW山岸祐也、MF石津大介らが得点機を迎えるが、あと一歩が届かない。 
 最後はDFを5枚に増やしたアビスパががっちりと守り切り、そのままタイムアップ。9月・10月を13勝0敗2分という驚異的な成績で終え、首位をがっちりキープした。

 しかしこの試合でDF上島拓巳が負傷して途中交代。DFドウグラス・グローリは累積警告で出場停止となるため、次節は守備の要を欠くかたちで迎えることになる。

 前節の試合後インタビューで「(アビスパは)ターンオーバーしていない」と明言した長谷部監督の的確なマネジメントで、この勢いのままリーグ戦終盤へと向かいたいところだ。

【深水 央】

関連記事