2024年04月23日( 火 )

【福岡市役所インサイダー】トップが変わっても、政治の「陰険・隠蔽」体質は変わらず

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「謝ったら死ぬ病」が蔓延する政界

菅首相

 政府は、日本学術会議が推薦した会員候補のうち6名の任命を拒否して、その理由についてまともな説明を一切していない、っていうか説明できない状況が続いている。安倍から菅に総理が替わっても陰険な隠蔽体質は変わらないね。

 菅首相は「総合的、俯瞰的に判断した」って繰り返しているけど結局、「総合的に判断」って「行政のやりたいようにやる」(福岡市役所版『悪魔の辞典』より)ということだからね。

 そもそも起案の段階で、「別紙のように任命してよろしいか。任命はこれこれ、推薦がこれこれ、うち任命から外したのはこれこれ、外した理由はこれこれ」って整理するのが役所の仕事の流儀(民間でもだいたいそうだと思うけど)。この内容が書かれてなかったら、「何年役所に勤めてるんだ」って差し戻しになっちゃう。

 組織ぐるみでこんなでたらめを許している政府は終わっているね。政治「評論家」の橋下徹を筆頭に、御用学者・御用新聞が日本学術会議を必死にディスって問題をすり替えようとしているけど、あーみっともない。政府は、恥ずかしくて起案用紙に書けないようなことをやってるんだから、さっさと認めて撤回すべきなんだけどね。これも引き継いでるのかな、「謝ったら死ぬ病」。

福岡市はパソナに市職員を派遣

 その点わが福岡市役所は……。

〈パソナに市職員1,000人派遣【福岡市】〉
税金10億円で委託の業務 市長・会長は首相と会食の仲
 福岡市が新型コロナウイルス対策で大手派遣会社パソナに計10億円余で委託した業務に、のべ1,000人超もの市職員が手伝いに派遣されていたことが日本共産党市議団の調べでわかりました。市はパソナに委託費の返還を求めておらず、特別扱いが問題になっています。(『しんぶん赤旗』電子版 2020年10月19日

 おいっ! これって「議員さんが現場見に来たら市職員は名札を隠せ」って言ってたやつじゃねぇか。
 職員が胸張ってできないような仕事をさせるんじゃねぇよ! とほほほほ。

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