巣ごもり消費で業績二極化 上場8社2021年度決算見通し
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九州関係の上場8社の2021年度決算は、巣ごもり消費の恩恵を受ける食品スーパーとディスカウントストアが業績を伸ばすのに対し、イズミとイオン九州の総合スーパー(GMS)2社は厳しい。ドラッグストアは食品比率の高いコスモス薬品は好調だが、食品扱いの少ないサンドラッグなどはインバウンドの消失と都市型店舗の不振で苦戦し業績が二極化する。
増収増益はコスモス薬品、九州でマミーズを傘下に置く大黒天物産、ダイレックス、ナフコとリテールパートナーズ、ミスターマックスHD。イオン九州はマックスバリュ九州との合併効果で表面上は大幅増収増益だが、経常利益19億円は食品スーパーの稼ぎによるもので、GMSは赤字と見られる。
ダイレックスは通期予想を上方修正、売上高は前期比11.7%増、経常は28.2%増となる。既存店が好調で、チラシなどの販促費の減少も利益を押し上げる。
ナフコの経常利益は2.26倍に急増する。下期に入っても巣ごもり消費は衰えず、高採算のDIYと園芸商品の売上増で粗利益率が改善する。
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