2024年03月29日( 金 )

虫けらよ!!オサラバ!!(5)飲食業界の方々、大きな声を挙げなさい

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コロナ蔓延で国民の意識は必ず変わる

 コロナ蔓延の第2波ピークまでは「日本国民はどうして他人任せ、従順なのであろうか?こんな無能な政治家たちに我が身を、我が家族の身を託してどうして安心しきっているのであろうか?」と懐疑の念を深めてきた。第3波のコロナ襲来がやってきて、さすがに国民の意識が激変する土壌が育ってきた。感染規模が欧州並みになってきたからである。「1日感染者数1万人、東京5,000人」とヨーロッパ並みの規模に近づいてきた。誰でも根源を思索するようになる。

 まずは安倍政権、菅政権が同様に、(1)国民の生活を守る意識がまるでゼロ、虫けら同然としか考えていないこと、(2)非常事態のリスク管理能力を持ち合わせていないことへの認識を国民が共有した。「こいつらに自分の、我が家族の身を託していたならば破滅する」との認識をもったのである。次回の総選挙が待ち遠しい。自民党政権へ神の審判がどう下るかである。コロナの第3波ピーク襲来は社会システムに大変革を迫り、人間の意識を大改造する。国民は虫けらからオサラバである。

我が勝手な連中の塊

 安倍元首相の行動パターン。(1)俺は衆議院山口選挙4区で圧倒的に当選した。(2)だが、俺が首相になれたのは投票民からの支援でなく、自民党国会議員たちのおかげで選出された。だから恩返しするのは国会議員たちでよい(どれだけ本気で恩義を受けたと思っているのかは不明)。裏を返せば、国民のための政治・国家運営という視点は生まれてこない。(3)2代目、3代目になれば「周囲がなんでもしてくれる」という生活に慣れてきた。自分が責任を取る自覚はまるでない。だから言い訳だけは上手。すべて我が本意が優先。

 では、安倍氏と経歴が対照的である菅氏はどこが同じなのか?確かに国家論を語る安倍元首相と、細かい政策論しか頭にない菅首相とは一見、違いを感じるが、菅首相の価値観は、すべて成功体験に基づいている。彼の生い立ちは貧困階層ではない。オヤジさんはある程度の経済的な豊かさを保っていた。オヤジさんが期待する道程に菅氏は承服せずに反目して家を飛び出した。だから仕送りを受けられず苦労しただけの話。

 成功体験を基にしているということはどういうことか!(1)俺は裸一貫、自力で戦ってきた。苦学して夜間大学を卒業し、政治家の秘書として下積み経験をした。(2)横浜には縁もゆかりも看板もなかったが、市議になれた。一市議から横浜市議会を牛耳る存在になり、そして国会議員となり、官房長官の要職に就いた。ついに首相になった。万歳!(3)すべて自助で勝ち取ったのだ。だからこそ、まずは世の中を這い上がるには自力しかない。這い上がるには我が勝手に生きていくしかないのだ!

座して死ぬわけにはいかない!

 こういう自己成功体験からの思考しかできない者に、「他利・他意」(国民に尽くす使命)などの気持ちをもてるはずがない。仮に「菅首相!!国家最高の権力ポストを略奪されました。どういう政治を行いますか?」と直接質問する機会があったとしよう。菅氏は一瞬、答えに詰まるはずだ。なぜならば、一度も考えてこなかったからである。ただひたすら権力の中枢に上り詰めることしか眼中になかったから、答えようがない。

 コロナ蔓延の第3波が襲ってきた。我が勝手、我が本意の人種を代表する菅首相は、自己防衛の布石を打つのが巧みである。悪者づくりが巧妙。「感染させる張本人は飲食業」とターゲットにする。飲食業界は個人・自営商店が大半で、業界団体の政治的圧力は弱く、「反撃も来ない」と判断する。「ヨッシャー!営業時間を20時までに制限して罰金、罰則を適用しよう」と血祭りにあげる動きは迅速である。

 虫けらとしか思われていない飲食業の方々!大々的に声を発しましょう!「我々を殺すのか!休業補償をしっかりと出せ!」と迫っていただきたい。予備費は腐るほどあるので、安心してよいだろう。しかし、力強い世論形成のためには以下のような救済資金調達案を主張したらいかがかな!「もうこうなったら、東京オリンピック開催を中止しよう!オリンピックに3兆円の無駄金をつぎ込むのであれば、我々、飲食店業者の救済にその資金を回せ!」と叫び、行動を起こそうではないか。

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