2024年03月29日( 金 )

福岡百貨店3社の今期、赤字幅膨らむ可能性 感染第3波で12月商戦苦戦

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 博多阪急を除く福岡県百貨店3社の今期決算はコロナ禍で全社が赤字に転落する。書き入れ時の昨年12月商戦が感染第3波の到来で苦戦し、赤字幅が想定より拡大する恐れが出てきた。

 岩田屋三越の4~12月売上高は前年同期比25.2%減で、3月期通期予想の前期比16.3%減を上回る減収率で通過した。経常損益は9月中間期に発表した4億4,100万円の赤字から膨らむ可能性が大きい。

 博多大丸の第3四半期(2020年3~11月、国際会計基準)の事業利益は8億3,900万円の赤字だった。利益への影響が大きい12月の売上高は前年同月比44.4%減と落ち込んだ。通期事業利益予想は4億5,000万円の赤字で、下期だけだと4億円の黒字を見込んでいたが、ほぼ絶望的。通期の赤字幅は拡大する恐れが強い。

 井筒屋は近く第3四半期決算を発表する。これまでの予想では2月期の売上高24.4%減の500億円、経常赤字4億5,000万円の赤字。

 博多阪急の3月期は37.2%減収の予想。上期は5割減で下期の回復を見込んでいたが、感染第3波到来でくじかれた。

※この記事は有料記事です。全文を読むには「流通メルマガ」の申し込みが必要です。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

流通メルマガのご案内

 流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームからお申し込みください。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

関連キーワード

関連記事