2022年05月19日( 木 )
by データ・マックス

幸せな咲顔(えがお)あふれる未来を思い描き 自然と調和のとれた「本物」のまちづくりを

(株)へいせい

70年以上の信頼と実績を誇る 糸島地区トップクラスのゼネコン

 現状維持は退歩なり―。この信念を胸に、新たな技術や発想を取り入れ、失敗を恐れず挑戦し続ける総合建設会社、(株)へいせいは、糸島を拠点に住宅や道路など、幅広い分野で社会インフラ整備に取り組んでいる。

 同社の前身は、1947年8月に前会長の故・金城一夫氏が個人創業した金城組だ。70年1月に金城建設(株)として法人改組し、年号が平成に切り替わった89年1月のタイミングで平成建設(株)へと商号を変更。92年4月に住宅部がスタートした同年10月に西原幸作氏が代表取締役に就任し、2000年7月にはリフォーム部を発足させ、建築分野の強化を図った。06年4月には賃貸管理業務(現・不動産部)を開始。10年1月に現商号へと変更した。

 土木業からスタートしたへいせいは、地域住民からのさまざまな意見に向き合ってきた結果、道路工事から個人宅まで一手に担うまでに成長を遂げた。現在は土木部、建築部のほか、不動産部(へいせいのふどうさん)、住宅部(へいせいの木の家)、リフォーム部(へいせいのリフォーム)、美装部(へいせいのおそうじ)の6部門で事業を展開。社員数はグループ合計で約600人にまで成長した。

 西原代表は、「私たちの役割はその時代の『本物をつくる』ことです。人が常に向上し続けるためには、そこにステージとなる生活環境が必要です。しかし、自然を破壊し、人間だけが楽になる発展は本物ではありません。当社は、住まいや生活に至るまで半世紀以上、その本物を追求するため、『土木』『建築』『住宅』『リフォーム』『不動産』『ハウスクリーニング』と幅広い取り組みを行ってきました。時代をリードする創造的企業として社会に貢献しつつ、会社の繁栄と社員の幸せの実現を目指します」と胸の内を語る。そのポリシーは創業以来不変のままだ。

 自然(環境)と人との調和がとれた生活環境こそが「本物」だと考える同社は、素材のもつ特性を生かし環境に配慮した住宅建築や顧客の声に耳を傾ける地域密着型の事業展開で実績を積み重ねてきた。「へいせいの木の家」や「サイエンスホーム」など、商品自体に強みをもつが、住宅の建設以外にも土木部による道路工事事業や宅地開発、不動産部による不動産売買・賃貸管理業務など生活に関わる事業を行っている。だからこそグループならではのワンストップサービスを行うことができているのだ。

「本物の豊かな暮らしができる街」を目指し持続可能なまちづくりを提案

オリーブガーデン糸島(イメージ)
オリーブガーデン糸島(イメージ)

 こうした取り組みは、国際社会共通の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)に当てはまるものが多い。「当社の活動が12項目も認定されたこと(20年3月25日取得時)は本当に嬉しく思います。これからも事業特性を踏まえSDGsの目標を解決できるサービスの展開を目指し、これらの課題解決に向けた事業を積極的に推進していきます」(西原代表)。

 なかでも注目したいのが、次世代型分譲地「オリーブガーデン糸島」だ。同分譲地は、同社社員と九州大学の学生が自分たちの暮らす街の在り方やコミュニティの重要性を考えるようになったことがきっかけで協働し、コミュニティ形成を軸に置いたまちづくり企画を立案したもの。延べ720時間ものミーティングや視察を繰り返し、コンセプトである「30年後も豊かな暮らしができる持続可能なまちづくり」をかたちにした。

 「オリーブガーデン糸島」は、フェンスレスで開放的な区画づくり、緑豊かなランドスケープデザイン、共同菜園など「住人専用」の空間に重きを置いている。また、物理的な防犯・防災を徹底し、心理的な防犯・防災機能の構築を行い、災害時の協力体制を形成。分譲地内には防災倉庫が設置されているため、もしもの時でも安心して過ごすことができる。さらに、住宅として最高水準の耐震・制震性、室温と湿度を保つ健康的な住宅、節電だけでなく家事をもっと楽にする機能性高い家づくりを提案している。

 また、ZEH (ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)ビルダーとして知られる同社は、環境に配慮した住宅の促進も行っており、全棟、省エネ基準をクリアしている。19年度はZEH普及実績7%を達成し、20年度は普及実績50%を目指している。

コミュニティー形成による価値を向上させる街へ

1人ひとりの人間力を向上させ 地域住民との絆を強固なものに

 地域とともに歩んできた同社の根底にある想いは「地域住民との絆を大切にする」ということだ。「地域行事やボランティア活動、清掃活動、災害時の復興支援活動などを通して1人でも多くの咲顔(えがお)を咲かせられる企業を目指しています。また、『どこに相談したらいいのかわからない。そんなときはへいせいに相談してみよう』と思ってもらえる存在でありたい」と西原代表は話す。

 研修やグループ会社全体のボランティア活動を通して、社会人としてのマナーはもちろん、1人の人間として「当たり前のことを当たり前にやる」大切さを社員が身に着けているからこそ、協調性・創造性・秩序のある社風が生まれている。そしてその社風があるからこそ、徹底的な顧客フォローが維持できているのだ。顧客が抱える悩み・不安に対して「何ができるのか」ということを社員1人ひとりが常に考え、行動する。全員が同じ志をもって成長し続けることで、ほかにはないオンリーワン企業として今後も地域に貢献していく。

※ZEH (ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
 外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムを導入。室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現したうえで、再生可能エネルギーを導入し、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅。 ^


<COMPANY INFORMATION>
代 表:西原 幸作
所在地:福岡県糸島市前原西5-1-31
設 立:1970年1月
資本金:1億円
TEL:092-324-1111
URL:https://heisei-g.co.jp


<プロフィール>
西原 幸作
(にしはら こうさく)
1948年9月生まれ。71年4月、(株)へいせいに入社。73年8月、取締役に就任。92年10月に代表取締役に就任。

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