2022年05月19日( 木 )
by データ・マックス

人々の健康と幸福を実現することに誠実に、真面目に取り組む企業

(株)ルックルック

関わる人をすべて幸せにしたい 「通心販売」の言葉に込めたその矜持

 「通心販売」。「通信」ではなく、心を通わせると書くことで表現されたこの言葉に、同社の企業としての理念が示されているようだ。

 (株)ルックルックは、健康食品の販売を事業とし、現在は『ルックルックベリー』『ルックルックイヌリン』といったサプリメントをネットを通じて販売している。パソコンやスマートフォンの画面を通して見たことがある、買ったことがあるという人も多いだろう。
 同社が考える「通心販売」は、顧客との関係を表していることはもちろんだが、それだけではない。同社と顧客、そして社員と同社の関係まで含んだ「通心」なのだ。

現在のラインナップは5つ。来年はさらに2つ増やしたいという

 社員数は現在17名。男性は4名というから、女性が中心となって活躍している職場だ。「社員の自主性や主体性を大事にし、彼女・彼らがそれぞれの能力を思う存分に発揮できる環境づくりを心がけています」。そう語るのは代表取締役・貞兼朋記氏、(株)安川電機のエンジニアから転身して現在に至るという異色のトップだ。

 「毎年、経営指針書を作成し、当社の存在意義や社会での役割を示し、社員たちと共有することで会社としての方向性を確認しています。会社が何を目指しているのか。そのことを社員みんなが理解することで、個々の役割もはっきりします。通心販売はその中核となる言葉の1つです」。

 貞兼氏が思い描くのは、社員たちが心を通わせ合える職場。そして顧客も自分たちも、同社に関わる人たちすべてが幸せであることだ。

8,000万円弱の売上が翌年には倍増 そして2020年は5億円超へと急成長

 そんなルックルックが、貞兼氏を中心として取り組むのは、自らの手で商品を企画開発していくことだ。それも利益追求ばかりに固執せず、人々を本当に健康にできるサプリメントの提供を目指しているというが、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではなかった。

 「当初はテレビCMや新聞広告を使って自社製品の販売拡大を目指しました。商品を自分たちで企画し、静岡の提携工場に生産してもらうというものです。私は技術畑出身ですから門外漢です。そこで入念な市場調査を基に、この道の専門家たちの協力を得てアイデアをカタチにしていきました。私の立場は言わばプロデューサーです」。

 完成した商品には絶対の自信がある。しかし、それをユーザーに広く知らせていくのは至難の業だ。潮目が変わり一気に売上が伸びたのはスタートから5年を経た2016年。大きかったのは宣伝広告の主軸をネットに変えたことだ。これならターゲットを絞ることができ、商品の価値を本当に求めている人たちに知らせることができる。15年には7,700万円だった売上が16年には2億円、その後、4億2,000万円、4億8,000万円、そして直近の20年の決算は5億2,000万円という数字を叩き出しており、その勢いがうかがえる。もちろん、ネット広告に変えたからそうなったという単純な話でもない。

 「ネット広告の運用やウェブサイトの制作も、いきなり代理店に丸投げするということはしませんでした。まずは自分たちで試行錯誤を繰り返し、ノウハウを蓄積したうえで外注するというスタイルを取りました。そのおかげで、社内に知恵や知識がちゃんとありますから心強いですね」。

とにかく真面目で真摯な会社が一球入魂の精神でつくり上げる自信の商品

お客さまも幸せに。今以上に社員たちが笑顔で働ける職場へ

 現在、同社の主力商品は5つだ。もっとたくさんつくればいいといわれることもあるという。そうしないのは商品に対する強いこだわりがあるからだ。

 「1つの商品におよそ1年の時間をかけ、じっくりと良いモノをつくり上げていきます。本当にユーザーに満足してもらえるものでなければ、出す意味はない。一球入魂の精神です」。

 さて、企業として充実した現在の環境下、貞兼氏は今のルックルックについてどう感じているのだろう。

 「お客さまに寄り添い、皆さまの健康や幸せに貢献できる会社に一歩近づくことができた。今はそんな手応えを感じています。その一方で、まだまだ未達成だなと感じているのが、社員たちを取り巻く働く環境づくりでしょうか」。

 貞兼氏が目指す理想の会社は、社員たちに働くことが心の底から楽しいと言ってもらえる職場だという。社内をのぞいてみると、今でも十分に楽しく働いているように見える。しかし、貞兼氏の目標がもっと高いところにあるからだろう。「もっとできることがあるはずだ」と語る。そして同社に関わるすべての人に幸せになってもらいたいと続ける貞兼氏。

 理想に過ぎるように聞こえるかもしれないが、人々の健康と幸福を実現することに対し、とにかく真面目で真摯な会社なのだ。そしてその想いがどれだけ熱く、真剣なのかは、何よりも同社の業績が示している。たとえネットを使って広告宣伝がうまくいったとしても、商品が本物でなければそれは淘汰されるのが必定だ。

 そして来年は設立からいよいよ10周年を迎える。これを機に新しい商品を2つは出したいという貞兼氏。心を通わせる職場づくりは、これからさらに進化していくだろう。私たちの健康と幸せ、そして同社に関わるすべての人たちのために、もっともっと頑張ってほしい。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:貞兼 朋記
所在地:福岡市博多区博多駅東2-17-5
設 立:2011年9月
資本金:1,000万円
TEL:092-477-8710
URL:https://www.looklook.co.jp


<プロフィール>
貞兼 朋記
(さだかね ともき)
1971年田川市生まれ。北九州職業訓練大学校を卒業後、(株)安川電機に入社。エンジニアとして動力設備の制御装置の設計に関わる。2000年、同郷の知人に誘われコールセンター事業の立ち上げに参画。その事業の柱となる仕事をつくるために、通信販売事業として(株)ルックルックを11年に設立。趣味はゴルフ。

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