【ふくおかFG】為替手数料の一部をSDGsに寄付する外貨定期預金発売
2021年7月7日 18:31
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「ふくおかフィナンシャルグループ」(FFG)傘下の、福岡、十八親和、熊本3行は、預金者が負担する外国為替手数料をSDGs(持続可能な開発目標)達成に取り組む団体などに寄付する「FFG SDGs外貨定期預金」の取り扱いを始めた。
地方銀行の「SDGs外貨定期預金」は、コンコルディア・フィナンシャルグループの横浜銀行が2019年12月、外貨定期預金の金利の一部を神奈川県の台風被災者の義援金などに役立てるために取り扱って注目された。
「FFG SDGs外貨定期預金」の寄付先は、福岡、長崎、熊本の3県(新型コロナ対策や災害復興など)、日赤、国際協力機構、国連世界食糧計画WFP協会、日本財団災害復興支援特別基金、日本ユニセフの8団体。預金者が選択できる。取り扱いは来年3月31日まで。募集総額は3行合わせて上限100億円。
対象商品は自動継続外貨定期預金。外貨は米ドル。通常は1米ドルあたり1円の手数料を0.5円に優遇する。仲値(TTM)が1米ドル110円の場合、100万円の米ドル外貨預金は9,009.01米ドル。通常の為替手数料は9,009円。これが為替手数料0.5円なら9049.78米ドル。為替手数料は4,524円で、この金額が預金者の寄付額になる。ただし預金支払時や解約時は通常の為替手数料。
預け入れ金額は1,000米ドル以上。預入期間は最短1カ月、最長5年の7つの期間から選択。金利は店頭表示する。SDGsをめぐっては、企業が少数の投資家相手の私募債を発行する際、社債管理者(銀行など)が発行手数料の一部をSDGs推進団体に寄付や寄贈する「SDGs私募債」の取り組みが、九州の地方銀行でも浸透し始めている。
【南里秀之】
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