2021年12月01日( 水 )
by データ・マックス

【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(46)~ディズニー・フォレスト構想の可能性(5)

C&C21研究会 理事 下川 弘 氏

 「ディズニー・フォレスト」構想は、森をテーマにしたリゾート・テーマパークでもある。東京ディズニーランドや東京ディズニーシーとは異なり、「都会のなかのオアシス」「自然環境の創出」などをコンセプトとしていることから、現在は南公園にある福岡市動植物園も移転させることで、総合的なアニマル・キングダムを構想している。

 さらに注目すべきは、統合型リゾート(IR)の誘致も盛り込んでいることだ。統合型リゾートとは、国際会議場・展示施設などのMICE施設やホテル、商業施設、劇場、アミューズメントパークなどが一体となった複合観光集客施設を指す。日本では「カジノ」ありきで語られることも多いが、「統合型リゾート=カジノ」というわけではない。

 ディズニー・フォレスト構想の場合、すでに森をテーマにしたリゾート・テーマパークという強力なコンテンツがある。だからこそ、必ずしもそこにカジノをつくらずとも、高級ホテルやMICE施設などを整備することで、立派な統合型リゾートが出来上がるのだ。

ディズニー・フォレスト構想

(つづく)


<プロフィール>
C&C21研究会 理事 下川 弘 氏下川 弘(しもかわ・ひろし)

1961年生まれ、福岡県出身。熊本大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程を修了後、87年4月に(株)間組(現・(株)安藤・間)に入社。建築設計第一部や技術本部、総合企画本部企画部などを経て、99年1月には九州支店営業部に配属。その後、建築営業本部やベトナム現地法人、本社土木事業本部営業部長などを経て、2020年9月から九州支店建築営業部営業部長を務める。社外では99年9月からC&C21研究会事務局長(21年8月から理事)を務めるほか、体験活動協会FEA理事、(一社)日本プロジェクト産業協議会の国土・未来プロジェクト研究会幹事、(一社)防災教育指導協会顧問など数々の要職に就いている。

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