2022年01月25日( 火 )
by データ・マックス

【BIS論壇No.357】BIS30年間の活動と将来展望

 NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
 今回は2021年10月30日の記事を紹介。

ニューヨーク イメージ(1)1992年2月に日本ビジネスインテリジェンス協会(Business Intelligence Society of Japan)を筆者が中心となり東京に設立。1992年以来、約30年間にわたり、隔月で主として国内外の経済情報(ビジネス・インテリジェンス)の収集、分析、活用法について研究会を開催してきた。官民学の関係者が参加。さらに近年は健康医療情報の研究も開始。毎回50~70名内外が参加しております。1992年2月から2021年9月までに合計174回の研究会を開催。これまでの30年間の参加者累計15,000人。講師累計500人に達しています。

 日本でのビジネスインテリジェンス(経済情報)に加え、日本の高齢化社会に備え、近年は健康・医療情報、とくにガンなどの予防のためのアユルベーダ、漢方、医食同源、伝統医療、融合医療情報の研究、普及にも国際伝統・新興医療融合協会と提携、協力しております。

(2)活動のきっかけは筆者のNY駐在時代、米国競争情報専門家協会(Society of Competitive Intelligence Professionals)での講演に招待され、米国を中心に欧米での産学官での経済情報、競争情報の研究が進んでいることに衝撃を受け、日本でも経済情報、競争情報の研究が不可欠との認識に至り、1990年2月に日本に帰国後、企業、学界の有志と協力し、2年間の準備の後、1992年2月に日本に日本ビジネスインテリジェンス協会を設立しました。

▼おすすめ記事
【BIS論壇No.339】国家安全保障局(NSS)経済班

 今日まで筆者が中心となり、ボランティアの精神で30年間、個人的に活動を継続してきました。この間、米国の情報関係研究書を共訳、日本に紹介。これまで『CIA流戦略情報読本』(ダイヤモンド社、1990年)、『グローバル企業の情報組織戦略』(エルコ社、1996年)、『成功企業のIT戦略』(日経BP 2003年)を出版。さらに当協会20周年記念には中川十郎が協会顧問の石川 昭・青山学院大学教授と共編著で『知識情報戦略』(税務経理協会2009年)を出版。2013年には英文で“Introduction to Knowledge Information Strategy”をシンガポールのWorld Scientific から出版。アジアを中心に欧米でも注目されました。

(3)海外では米国、フランス、中国、インドの情報研究機関、研究者、とくに米国・戦略競争情報専門家協会、フランス経済情報協会、ヨーロッパ経済情報大学院(ベルサイユ)、中国競争情報協会、日本ではJETRO、国際文化会館、日本貿易学会、国際アジア共同体学会、主要商社、経済産業省、笹川財団、東アジア共同体評議会や、筆者が特任教授をしている名古屋市立大学22世紀研究所はじめ主要大学などの研究会に参加。情報を収集、研究を深め、AI, DX、5G時代の環境、デジタル時代到来に備え、情報研究をさらに深めております。 

(4)合わせて情報研究小論文「BIS論壇」を月に1~2回発行。1992年以来2021年10月までで356編を発行。関係者に配布し、情報研究に役立ててもらっています。

(5)以上の情報研究成果を踏まえて、2008年以来過去13年にわたり、明治大学リバテイアカデミーの社会講座に協力。毎秋、6~10回の講座を開催。これまで社会人を主体に「ビジネスインテリジェンスとグローバルマーケテイグ」講座を開講。日本へのビジネスインテリジェンスの紹介、普及に努力しております。今後とも5G, DX、AI 時代の到来に備え、微力ながら情報研究に努力、尽力いたしたく、今後ともよろしくご支援のほど願い上げます。


<プロフィール>
中川 十郎(なかがわ・ じゅうろう)

 鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)

関連記事