2024年04月19日( 金 )

イベルメクチン、パンデミックを終わらせる為に~DEVNET INTERNATIONAL・アザーニュース

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イベルメクチンの化学式    2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智博士が開発したイベルメクチンの治験実施に係る協定が愛知県と興和(株)との間で締結され、2021年12月1日から愛知県の設置する宿泊療養施設で実施されている。イベルメクチンは寄生虫薬だが、新型コロナ治療薬としても劇的な効果を挙げたとの報告が、海外で相次ぐようになった。私は、イベルメクチンの治験が成功し、その結果日本政府がイベルメクチンを新型コロナウイルス感染症の正式な治療薬として認める事、そしてそれを世界に向けて発信することが今回のパンデミックを終息させるために極めて重要であると考えています。

 イベルメクチンについてWHO(世界保健機関)は「臨床試験(治験)以外の状況で患者に使うべきでない」(2021/3/31)という指針を発表しています。ところが、実際には南アジア、中南米、アフリカなどワクチン供給の遅れた地域の多くの国々において新型コロナウイルス感染症の治療薬として使用され、感染者数、死亡者数の大幅な減少が多数報告されています。また、アメリカの救命専門医によって結成された非営利団体FLCCCはイベルメクチンを新型コロナウイルス感染治療に欠かせない薬とみなしており、その投与方法についてもプロトコルとして公開しています(参照)。

 日本では2020年5月に北里大学がイベルメクチンについて、新型コロナウイルスの治療薬として承認を目指すと発表し、日本政府も実用化に向けた研究や治験を後押しする考えを示していましたが、いまだ承認申請には至っていません。現在、日本で承認されている新型コロナウイルスの治療薬はレムデシビル、デキサメタゾン、バリシニチフ、抗体カクテル療法の4つのみです。2021年2月 尾崎治夫東京都医師会会長が新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、海外で重症化を防ぐ効果が示されているイベルメクチンの緊急使用を提言しました。しかしながら、厚生労働省の発行する「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」(2021/11/2 第6版)においては「現在開発中の治療薬」の1つにとどまっています(参照)。

 2021年9月、興和(株)は軽症患者1,000人を対象にした臨床研究実施計画書を公開しました。この企業治験は大村博士が興和に直接依頼し実現したものです。イベルメクチンの製造会社である米製薬大手メルクの日本法人MSDはCOVID-19に対して効果があるエビデンスは今のところなく、安全性もわからないとしている為、実用化後の治療薬は興和が製造を担うとのことです。一方、MSDは新型コロナウイルス感染症を治療する飲み薬「モルヌピラビル」の製造販売承認を2021年12月3日に厚生労働省に申請しました。

 イベルメクチンについては、WHOの指針のみならず、FDA(米食品医薬品局)、CDC(疾病対策センター)も揃って非常に否定的な見解および使用を控えるような声明を発表しています(参照1)(参照2)。また、下記の記事に代表されるような悪意さえも感じられる攻撃が続けられています(参照:イベルメクチン、誤った科学が生んだ新型ウイルス「特効薬」BBC News 021/10/06)。しかし、ワクチン接種の進んだ日本で、ノーベル賞受賞者が開発したイベルメクチンが正式に認められれば、WHOの方針も撤回されるのではないでしょうか? そして、現在は使用が禁止されている多くの国でも使用が可能になるのではないでしょうか?

 現在、世界は新たな変異株であるオミクロンの感染拡大の真っただ中にあります。そして、日本を含めた先進諸国ではオミクロン対策として3回目のワクチン接種の必要性が訴えられています。ワクチン接種だけでは感染拡大は止められないのです。イベルメクチンを含めた経口薬が広く世界中に行きわたってこそ、はじめてパンデミックは終わるのではないでしょうか? その為にも、現在行われている治験が成功し、日本政府が世界に向けてこの重要な治療薬の使用の正当性を強く後押しすることを私は願っています。

【茅野 雅弘】

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