2022年05月19日( 木 )
by データ・マックス

追い出された跡継ぎの反撃/後生大事に跡継ぎした孫経営者のピンチ

 追い出された跡継ぎAは、親父を追い出す作戦を着々と練っている。Aは一度、社長に就任した経験がある。真面目に卒なく経営していたと周囲は評価していた。

 ところが、会長に就いた父親に誰も寄りつかなくなった。孤独に耐えられず、さらに嫉妬もあって息子(A)の社長ポストを剝奪した。だが、父親の実権復活に対し、社員たちが愛想を尽かして集団退職を強行。企業存続が風前の灯となった。

 このため、Aは父親の追放と自身の再起を画策している。社員たちの支持もあり、実現する可能性が高い。

 Bの場合、創業者の祖父が孫かわいさに社長に抜擢された。しかし、後生大事に育てられたので、人の上に立つ教育・訓練を受けてこなかった。祖父が会長に収まっている間は、B社長に対して社員たちは服従する素振りを見せていた。

 ところが、創業者の祖父が会長を降りてから、B社長の指示・命令が社員たちに浸透しなくなった。要するに、社内にあった緊迫感が薄れたのだ。その結果、前期決算は実質的に赤字となった。

 現社長のBは「こんな状態であれば大手に身売りしよう」とぼやきながら、買い手先を探しているようだ。

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