2022年01月25日( 火 )
by データ・マックス

肥銀、4月メドに投資助言会社設立 5年以内に資産運用会社へ

肥後銀行本店
肥後銀行本店

    九州フィナンシャルグループ(FG)傘下の肥後銀行(熊本市)が、全額出資の投資助言会社「九州みらいインベストメンツ」を4月をメドに設立する。同社は、5年以内を目標に投資運用業に進出し独自の投資信託商品を開発、運用、「貯蓄から投資 (資産形成)」への移行を後押しする。

 九州みらいインベストメンツは、熊本市の九州FG本社ビル6階に本社を置き、資本金は3億円。同行は1月11日の取締役会で会社設立を決議しており、金融商品取引法に基づく内閣総理大臣への登録申請など一連の手続きを進めている。

 会社の業務開始は7月を予定する。資金を募る投資家を特定の機関投資家や少人数の一般投資家に絞った「私募型ファンド」を、第三者の投資会社に委託して組成。そのファンドを通じて肥後銀行の資金運用(投資)に助言して実績を積む。

 その後、投資運用業も手がけて、一般投資家対象の公募型ファンドの投資信託商品を開発、運用する計画だ。

 独自開発を考えている投資信託商品は。九州に本社や営業拠点を置いてSDGs(持続可能な開発目標)に貢献する成長企業の株式や社債を中心に組成するという。

 同行は2018年10月、市場金融部に純投資室を設置。中長期的な観点から投資情報を集めて分析し株式や債券などの運用手法を培う一方でネットワークづくりを進めてきた。

 同行経営企画部によると、九州みらいインベストメンツは同じ九州FG傘下の鹿児島銀行(鹿児島市)の顧客も含めたかたちで資産運用や事業育成などを支援して、世界に通用する九州発の資産運用会社を目指す。

 21年12月末現在、地方銀行による投資運用子会社の設立例は、千葉銀行の「ちばぎんアセットマネジメント」(東京都墨田区)、池田泉州銀行の「池田泉州投資顧問(大阪市)」、中国銀行の「中銀アセットマネジメント」(岡山市)などがあるが、九州の地銀では肥後銀行が初めてとなる。

【南里 秀之】

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