2022年05月24日( 火 )
by データ・マックス

福岡から最先端の国際教育を生み出す アフターコロナから再スタートを誓う(前)

(一社)福岡県中小企業経営者協会連合会
会長 小林 専司 氏

 (一社)福岡県中小企業経営者協会連合会は、福岡・北九州・筑後・筑豊の4つの中小企業経営者協会(以下、中経協)をまとめる団体だ。4つの中経協とその会員企業を総括する団体として国・県と連携し、会員企業と地域社会の活性化への貢献を目的とする。福岡の将来的な発展を念頭に、国際教育などを精力的に行う小林専司会長に話を聞いた。

(聞き手:(株)データ・マックス 代表取締役社長 児玉 直)

国際都市・福岡の元年に2022年の取り組み

(一社)福岡県中小企業経営者協会連合会 会長 小林 専司 氏
(一社)福岡県中小企業経営者協会連合会
会長 小林 専司 氏

    ──2022年は、福岡が国際都市として本格的にスタートする「国際都市・福岡」の元年になるのではないかと考えていますが、いかがでしょうか。

 小林専司氏(以下、小林) そうですね。これまでご協力いただいている企業経営者さまや財界関係者さまとともに、人・組織・社会における創造と進化をもたらすためのセミナー、勉強会、交流会を積極的に実施してきました。歴史や文化、そして経営実務を学びながら、地域社会の明るい未来を切り開くためのネットワークを推進し、積極的な情報発信をそれぞれの中経協で行ってきました。そして、海外技能実習生の招来やEnglishキャンプなど、日本と海外の学生同士の交流を支援してきました。

 技能実習生については、「Globa CA(グローバシーエー)」というグローバルイノベーション事業(協)を設立し、海外からの技能実習生に日本の高い技術・技能・知識を習得していただきながら、当連合会として人を育てる事業を積極的に行ってきました。技能実習生への支援も学生同士の交流も、共に人の往来があってこそ成り立っていましたので、確かにコロナ禍の影響は非常に大きかったです。

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 22年は、やはりオミクロン株によるコロナの影響が懸念されます。今も感染者数が増えてきています。一方で、国際化を目指して福岡の経済を発展させていくことはそれなりのスピードをもって取り組まなければ、どんどん遅れてしまう状況にあるといえます。やはり福岡はグローバルな街であり、そこに未来への道が開けると考えています。

 ──国際化に向けてさまざまな団体が教育に取り組んでいます。中経協としてはどのようなスタンスで進めていますか。

 小林 私たちの考えとしては裾野を広げて、できるだけ多くの高校生にチャンスを広げたいと考えています。確かに、これまで多くのほかの団体が学生向けに国際交流の場を提供してきましたが、より優秀な成績を残している学生や一部の進学校など、ある程度の“縛り”のある状況がほとんどだと思います。

 私たちはそうではなく、エリートだけを集める必要はないと考えます。成績や学歴にこだわるのではなく、できるだけ多くの学生に諸外国の文化や他国の学生に触れる機会を与えたいという考えです。

 また、このような取り組みもすぐに結果が出るわけではありません。いくつかのプロジェクトを行っても2~3年では意味がありません。実行したという自己満足で終わるのではなく、国際的文化などを学んだ学生が活躍していくことを考えると、結果でいえば早くて5年、通常であれば10年から15年を見据えるべきです。だからこそ、継続していくことが重要だと考えています。

(つづく)

【文・構成:麓 由哉】


<COMPANY INFORMATION>
会 長:小林 専司
所在地:福岡市中央区天神1-4-2
設 立:2015年10月
TEL:092-753-8877
URL:http://www.chukeikyo.com


<PROFILE>
小林 専司(
こばやし・せんじ)
2005年10月福岡ロジテム(株)を設立、代表取締役社長就任。会社経営とともに、ボランティア活動にも精力的に参加。福岡県中小企業経営者協会連合会会長を務め、福岡経済を代表する経営者の一人として活躍している。

(中)

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