2024年04月19日( 金 )

新工場の誕生を機にさらなる飛躍を【古賀青柳工業団地・進出企業の声】

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三友機器(株)

古賀青柳に新工場

三友ボディー古賀工場 完成予定図
三友ボディー古賀工場 完成予定図

 主に大手飲料メーカーを得意先として、お茶を抽出するニーダー設備やコーヒーを抽出するドリップ式コーヒー抽出器をはじめ、食品・飲料製造機械や環境設備機械、プラントなどの設計を手がけている三友機器(株)。同社は現在、トラックをはじめとした自動車車体の設計・製作・架装を手がけている子会社・三友ボディー(株)の新工場の建設を古賀市で進めている。

 新たな「三友ボディー古賀工場」は、古賀青柳工業団地内の約1万3,800坪(約4万5,620m2)の敷地に三友ボディーの既設3工場(久山町2、須恵町1)を集約する。また、事務所棟も新設して、現在は久山町に置いている三友ボディーの本社機能も移転するほか、食堂棟や社員寮(20名入居・2棟)も新設。さらに三友ボディーだけでなく、三友機器の工場機能も盛り込んでいく予定だという。

名誉会長 河内 旭 氏
名誉会長 河内 旭 氏

    三友機器・名誉会長および三友ボディー・代表取締役会長である河内旭氏は新工場について、「当社は主に食品と環境という事業を手がけており、環境のほうでは急速発酵堆肥化装置『コンポ富士』という機械を日本全国および東南アジアに向けて、累計1,500台くらい販売しています。その機械は現在、当社で設計・開発・管理し、外部への製造委託を行っていますが、今後は古賀の新工場内で製造やテストができる体制を整えながら、内製化を検討しています。そのため、そうしたスペースを確保しながら、拡張性・発展性に余裕をもたせた新工場にしていく予定です」と話す。

SDGsにも対応

 今回の古賀青柳工業団地への進出にあたっては、「新工場の場所を検討する際に、当社の従業員の通勤などを考えた結果、古賀市が適地だと考えました。また、ここを拠点に各地にいろいろと輸送する場合を考えても、古賀ICに近く交通利便性が高かったことが、大きなポイントです」(河内会長)と、その立地に太鼓判を押す。

事務所棟 完成予定図
事務所棟 完成予定図

 「自然と調和した工場」をコンセプトとした新工場は、事務所棟などには木造建築を採用し、外装・内装ともにふんだんに木材を使用。また、敷地内の約30%を緑地化するとしており、桜などの木々を植えるほか、カボスや柚子などの栽培も検討しているという。新工場は2022年10月末に竣工予定で、操業開始は23年を予定。

 「新工場はSDGsの取り組みにも合致しており、環境や技術の変化にも“しなやかに強く”対応できます。今後、この古賀市での新たな拠点開設を機に、当社および当グループのさらなる発展につなげていきたいと考えています」(河内会長)。

【坂田 憲治】


<COMPANY INFORMATION>
三友機器(株)

代 表:平木 一男
所在地:福岡市中央区大手門1-1-3
設 立:1975年11月
TEL:092-711-8858
URL:http://www.sanyu-kiki.co.jp

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