ロシアの独立系タブロイド紙『ノーヴァヤ・ガゼータ』のドミトリー・ムラトフ編集長は、ロシアのウクライナ侵攻に反対し、ウクライナの難民、避難民を支援するため、昨年受賞したノーベル平和賞のメダルを競売にかけることを3月に表明していたが、米国ニューヨークで20日(現地時間)に開催されたオークションにおいて、1億350万ドル(約140億円)で落札された。
ノーヴァヤ・ガゼータは1993年創刊、プーチン政権に対して批判的な論陣を張っており、副編集長を含む記者、寄稿者が殺害されるか、不審死を遂げるなどしている。
売上金はユニセフ(国連児童基金)の人道支援活動に寄付されるという。ノーベル賞のメダルこれまでにも競売にかけられたことがあるが、最高額は約500万ドルであり、今回、その記録を大きく塗り替えた。
【茅野 雅弘】
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