福岡再開発の目玉となるか好立地パチンコホール(前)
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駅近好立地の地方ホール
地方のホールには、プラザ赤坂に限らず交通アクセスに優れ、なおかつ平置きの駐車場を備えた土地面積の広いホールが少なくない。このような好条件を備えたホールであれば、業界内のM&Aを待たずとも、異業種からのアプローチにも期待がもてる。
プラザ赤坂の不動産売却を先行事例に、今後閉店を視野に入れているホールと不動産業者間の情報交換が、活発化していく可能性は高い。
たとえば、JR大野城駅から徒歩15分程度で、太宰府ICにも近い「HINODE大野城店」。福岡市地下鉄空港線・東比恵駅から徒歩12分程度の「MJアリーナ空港店」。徒歩20分程度と歩くには少し遠く感じるが、JR箱崎駅が最寄り駅で、国道3号線沿いの「Eスペース福岡本店」など、福岡市内だけ見ても、悪くない立地のホールはまだまだ残されている。
今回、福岡市の中心部であり、九州の玄関口でもある博多駅周辺エリアと、九州大学伊都キャンパス(以下、九大)開校以降、再開発が盛んな九大周辺エリアのホール所在地をまとめてみた(略地図参照)。
JR博多駅に最も近いのが前出のプラザ博多。筑紫口を出てすぐのホテルクリオコート博多の1階と地下で営業している。反対側の博多口から出て徒歩10分圏内では、ユーコーラッキーグループ運営のスロット専門店「EVO2」が、そこから博多駅南方面へ進むとフェイスグループ運営の「メガフェイス博多本店」がある。
博多駅からは離れるものの、このほかにも複数のホールが博多エリアに点在している。中央区においては、プラザ赤坂の閉店・不動産売却を受け、プラザ長浜も同様の流れになるのではないかとの話が飛び交ったが、プラザ長浜は6月にリニューアル工事を実施したばかりであり、少なくとも近々何か動きがあるということはなさそうだ。注目されるのはプラザ天神で、同じビルに入る中華料理の老舗・平和楼が閉店したほか、同じ天神サザン通りにあるラウンドワン福岡天神店をユーコーラッキーグループがNTT都市開発に売却するなど、何かと話題の多いエリアだ。
これまで紹介してきたホールの大半が総設置台数500~1,000台の大型店であり、駐車場も含めると相応の土地面積になる。
【代 源太朗】
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