2024年05月05日( 日 )

「コロナについての正しい情報を」 全国の新聞に意見広告を掲載(中)

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(株)ゆうネット
代表取締役 堤 猛 氏

 家づくり、リフォームに関する情報提供を行う(株)ゆうネットの堤猛社長は、昨年11月末から新聞60紙に新型コロナウイルスに関する意見広告を掲載した。堤氏に意見広告を出すに至った経緯などを聞いた。

マスク着用による子どもへの悪影響

(株)ゆうネット 代表取締役 堤 猛 氏 ──以前は、新型コロナウイルスやワクチン、マスクについてどのような考えをお持ちでしたか。

 堤 福岡県出身の漫画家の小林よしのり氏が、自身の著書のなかで、「日本人にとって新型コロナは、それほど恐ろしいウイルスではない」といった旨を主張しているのを目にしており、コロナの弱毒性については以前から認知していました。また、大阪市立大学の井上正康名誉教授も、かねてからコロナワクチンの危険性について言及されていました。従って、皆がコロナを恐れ、こぞってワクチンを接種している状況には大変違和感がありました。

 ──6月14日、東京都医師会が「屋外でのマスク着用は原則として不要」という考えを示しましたが、同調圧力もあって、まだまだ外している人が少ないのが現状です。

 堤 大人に関していえば、着けるも着けないも個人の自由なので、各自で判断すればよいと思います。ただ、子どもの場合、大人とは異なる事情があります。私の娘は昨年まで、保育園に通っていましたが、昼寝の時間もマスクを着け、給食の間はしゃべったらだめだといわれる。何よりも問題だと感じているのが、この2年超の期間、皆がマスクを着けているために友達や先生などの表情を見る機会がなかったということです。

 前述の井上先生は、子どもにとって日ごろから相手の表情をうかがうことは、脳と心の発達に欠かせないとおっしゃっています。また、人格形成において非常に大切な時期に、お互いがマスクをして表情を隠し合っていることにより、感受性を豊かにする訓練が十分に行えないため、相手の感情を理解する力が十分に育まれない可能性があると警鐘を鳴らしています。私もまったく同意見で、子どものマスク着用はなるべく早い時期にやめさせるべきだと思っています。

 今回の意見広告の掲載は6歳になる娘の存在も大きかったと思っています。「もし接種しなかったら周りから変な目で見られるのでは?同調圧力で娘も接種せざるを得なくなるのか?」など、いろいろと考えさせられました。また、ある日、家族で食卓を囲んでいると、娘から「お父さん、ご飯食べてるときにしゃべっちゃだめなんだよ」と注意されました。「これはマズイ」と思いましたね。

意見広告「厚労省ホームページから『未成年接種』を考える」 意見広告「子どものマスクとワクチン、今後も必要?」
意見広告
​​​​​「厚労省ホームページから『未成年接種』を考える」
「子どものマスクとワクチン、今後も必要?」
※クリックで全文表示(PDF)

 ──皆が一斉にマスクを外す日が来ることはあるのでしょうか。

 堤 個人的には来ないと思っています。中学生の女の子が「いままでずっとマスク着けてたから外すのが恥ずかしい」と言っているのを耳にしましたが、その気持ちはよくわかります。着ける着けないはあくまでも個人の判断なので、無理に外す必要はないと思います。当社の従業員にもマスクを着けている人はいますが、私は何も言いません。ただ、10歳ぐらいまでの子どもに関しては、自分で判断できないので、大人の責任として外すようにいうべきだと思うのです。

 ──それはすごくわかります。人から「着けろ」といわれるのも「外せ」といわれるのも気分のいいものではありません。

 堤 大の大人にそんなことをいうのはおかしいですよ。私が言っているのは、あくまでも子どものマスク着用の是非であって、大人は自分がいいと思う選択をすればいいだけの話です。それはワクチンに関しても同様です。大人は自由に選択すればいい。しかし、ほとんど重症化することのない子どもや未成年者にとっては、接種のメリットがないにも関わらず、リスクが大きすぎます。未成年者が自らの命や健康を賭けてまで「家族や社会のために接種すべき」という考え方は本当に正しいのか、その疑問を投げかけているんです。

 今でも、「ワクチン接種のリスクとベネフィットについて、家族で、親子で話し合って決めてください」と呼びかけられていますが、小さな子どもにそんなことを言ってもよくわからないでしょう。子どもと話し合って決めるようなことではなく、親が正確な情報を仕入れたうえで判断すべきではないでしょうか。しかし、マスコミが正確な情報を伝えておらず、残念ながら偏った情報が流布されてしまっているのが現状です。

(つづく)

【新貝 竜也】


<COMPANY INFORMATION>
代 表:堤 猛
所在地:福岡市中央区天神4-1-17
設 立:2014年8月
資本金:9,000万円


<プロフィール>
堤 猛
(つつみ・たけし)
1974年生まれ。福岡県八女市出身。明治大学政治経済学部卒。住宅リフォーム会社勤務を経て(株)ゆうネット設立。2018年上皇后陛下に拝謁、紺綬褒章を受章。著書に『60分でわかる!建築家とつくる「いい家」づくりの教科書』『「超簡単」60分でわかる!リフォーム・外壁塗装の教科書』。

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