【古賀市・快生館②】共同事業体の取りまとめ役
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ベクトルが市の想いと合致
「日本の地方をもっと元気に 地方の力で日本を元気に」をビジョンとして掲げ、地方と都市のステキをつなぐ地方創生カンパニーとして、サテライトオフィス誘致を中心とした地方創生事業を手がけている(株)あわえ。デュアルスクールや企業版ふるさと納税募集支援などのさまざまな事業を展開し、これまでに全国270自治体(8月末現在)への支援実績を積み重ねるなか、自治体が抱えるさまざまな悩みと企業・個人がもつスキルを掛け合わせ、地域課題をビジネスチャンスへと変えてきた。
同社は2021年11月に、インキュベーション施設「快生館」内に古賀オフィスを開所。22年3月には古賀市と進出協定を締結し、4月にはまちづくり共同事業体に参画した。
同社取締役執行役員・地方創生推進部の吉田和史部長は、古賀市進出について、「海も山も温泉もあり、知らない人が聞けば『そこは観光地ですか?』と思うくらいさまざまな魅力がありながらも、ベッドタウンで、なおかつそこで地域おこしをやっているところがユニークだと感じます。また、行政トップの田辺市長をはじめ、市職員の1人ひとりが『このまちを良くしたい』という熱い想いをもっていて、そこが当社のベクトルとも合致して相性の良さを感じたことが、進出の決め手の1つです」と話す。
また、同社の現地スタッフとして古賀オフィスに常駐する地方創生推進部・コミュニティマネージャーの有吉稚氏も、「実際に他所から移り住んでみて、とても居心地が良いまちだと感じます。何よりも『人』がとても魅力的です」と古賀市を評価する。
企業誘致から、進出企業の定着へ
現在、同社では共同事業体の事務局機能を担い、全体の運営管理を行いながら、各社との連携による種々の取り組みを実施。共同事業体のプロジェクトHP「古賀ワークスタイル」を開設し、参加者の募集や取り組みの広報といった後方支援を行う一方で、得意とするサテライトオフィスへの企業誘致を通じて進出企業の定着を促すためにも、企業が“進出したくなる”環境の構築に努めている。
「古賀市は適度にコンパクトで、地域の“プレーヤー”にすぐ会えるほか、ビジネスに取り組むうえでの情報収集もしやすく、ピントさえ合えばそこからの推進力がものすごくて、ビジネスにつながりやすいというのが大きなポテンシャルだと感じます。ワーク的にもライフ的にも、非常に魅力的なまちです。我々としても古賀市への進出メリットが大きく、地域特性に合う企業をできるだけ多く誘致し、定着を促しながら、引き続き共同事業体としての連携も行い、コミュニティ形成を核とした古賀市の持続的なまちづくりの実現に貢献していきたいと思います」(吉田部長)。
【坂田 憲治】
<COMPANY INFORMATION>
(株)あわえ
代 表:吉田 基晴
所在地:徳島県海部郡美波町日和佐浦114
設 立:2013年6月
TEL:0884-70-5831
URL:https://awae.co.jp月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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