【古賀市・快生館③】ワーケーション推進プロジェクトを担当
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(株)SALT
高いポテンシャルの快生館
シェアオフィスやコワーキングスペースの企画・開発運営、遊休不動産の活用による地域活性、空き家を活用した宿泊施設運営、デジタルマーケティング・クリエイティブの提供を通じた企業・地域活性化など、多岐にわたる事業を手がける(株)SALT。もともと同社はWEBのマーケティングやコンサルティング、システム構築、制作・運用などをメインに手がけていたが、2012年8月に同社代表取締役・須賀大介氏が福岡に移住したことをきっかけに、“福岡で暮らしたい人”を支援するプラットフォームとなる「福岡移住計画」を立ち上げた。15年4月には西区今宿でシェアオフィス「SALT」をオープン。現在は福岡・東京で5拠点のシェアオフィスを運営しているが、そのうちの1つが古賀市の「快生館」だ。
快生館の運営にあたっては、古賀市が実施した公募型プロポーザルに同社が応募し、事業者に選定された経緯がある。
須賀代表は、「快生館を初めて見たとき、『福岡市内からの適度な距離感で、天然温泉も備え、自然のなかでリラックスして働くことを実現できる場所』として、非常に高いポテンシャルを感じたことを覚えています。また、場所・施設のポテンシャルだけでなく、市長をはじめとした市職員の皆さんの熱量が高くてフットワークも軽く、ともに『良いコミュニティ/良い場』をつくっていけるのではないかと感じたことが決め手となり、応募させていただいた次第です」と話す。
温泉活用のワーケーション
同社は4月に発足したまちづくり共同事業体のなかでは「ワーケーション推進プロジェクト」を担当し、温泉を活用したワーケーションプログラムなどを展開。共同事業体各社との連携も行いながら、これまでに10社近いワーケーションの受け入れ実績を積み重ねている。また、地域との連携を強化していくために、快生館を舞台とした各種イベントなども開催。9月11日には「快生館 鹿の湯酒祭り」として、地元の酒店「ノミヤマ酒販」と組んだ出張酒蔵びらきやトークイベント、物販、温泉入浴などを合わせた大規模イベントを行い、市民をはじめとした多くの来場者が訪れた。
「こうしたイベントをきっかけに、地域の皆さんからの快生館の知名度を上げていきたいと考えています。ここ快生館は、単なるシェアオフィスやコワーキングスペースとは違って、ただスペースを貸すだけでなく、集った人々がコミュニティ型で体験を共有するなかで、新たな価値を日常的に生み出していける場所です。これからも快生館の運営とワーケーションプログラムなどを展開するなかで、『1回訪れたら終わり』ではなく、さまざまな人々が継続して関わっていくことで、プレーヤーが交じり合って“クロスオーバー”しやすい状況をつくり出していきたいと思います」(須賀代表)。
【坂田 憲治】
<COMPANY INFORMATION>
(株)SALT
代 表:須賀 大介
所在地:福岡市西区今宿駅前1-15-18
マリブ今宿シーサイドテラス2F
設 立:2003年10月
TEL:092-517-4321
URL:https://way.salt.today月刊誌 I・Bまちづくりに記事を書きませんか?
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