「中道改革連合(中道)」は衆院選惨敗で野田・斉藤両共同代表が引責辞任、12日告示で13日投開票の代表選を実施することになり、小川淳也・元幹事長と階猛・元総務大臣政務官が立候補、12日に共同会見に臨んだ。
代表選の一大争点は、旧公明比例上位廃止か否か。衆院選では、公明党出身者が比例名簿上位に登載されて28名全員当選(4議席増)に対して、旧立憲の比例復活枠の激減を招いた。この旧公明比例上位登載を止めない限り、落選者が再選への展望を描きにくく、離党者が続出する恐れもある。
野田共同代表も11日の総会でこの比例順位問題が落選者の意欲を左右すると強調、「比例復活枠を最大限増やす」と述べていた。
「(今回と同様に)次の総選挙で重複立候補しても勝てない可能性があるならば、政治家として歩んでいこうという意欲がなくなってしまうし、有為な人材が比例復活をして小選挙区で勝てるようになるステップを踏むこともできなくなってしまう。将来の展望がまったくないまま今街頭に立てと言われてもやる気がなくなってしまう。そこは理解をいただいたうえで、比例復活の機会を最大限増やすように努めていこうという原則を(斉藤共同代表と)確認させていただきました」
しかし、旧立憲の議員から「最大限という表現は曖昧」「平等に扱われるのか」といった質問が相次いだが、野田氏は「最大限」という表現を繰り返し、新しい執行部に具体的内容の決定を委ねた。
そこで注目されるのが、2人の代表選候補の考えだが、小川氏は総会後の囲み取材でこう答えた。
──比例上位旧公明登載は今回限りなのか。そうしないと落選した議員のヤル気が出ないと思うが…。
小川氏 現段階では先ほど野田代表が「(旧・立憲候補の比例復活枠が)最大限」と仰ったのが現段階での結論でしょうか。
──小川氏の考えを聞いている。
小川氏 基本的に新党の構成員、出身政党はあるにしても新党の構成員は対等であり、フェアであるというのが基本だと。
──ということは、次回は基本的には(旧・公明候補の)比例上位登載はないということか。
小川氏 あまりちょっと個別、テクニカルなことを。
──党の再生の極めて重要なポイントだと思うが…。
小川氏 基本的に新党の構成員はフェアだということで議論をしていきたいと思っている。
野田氏の「最大限」発言からより踏み込もうとしない小川氏に対して、階氏はより具体的で明快な説明をしてくれた。
──旧公明比例上位登載だが、これは今回限り、次の総選挙ではもうやらないという考えなのか。そうしないと落選した議員のモチベーションにも影響すると思うので。
階氏 (総会が開かれた)今日の立憲の発言者の主旨は、そういうことなのだろうと思う。これを(旧)公明党の皆さんと折り合えるように努力をする。(旧)立憲のなかでも比例で優遇されている方がいる。だから絶対に同順位ではなくてはいけないことでもないと思う。さまざまな特殊事情があるなかで優遇されるのはありだと思う。原則としては(比例名簿)同順位というところまでもっていければなと思っている。
──特別な事情がある人を除いて(比例名簿)同順位にしないと、落選した人には希望がもてないと。
階氏 あとは透明性が大事だと思っていて、差をつけることについて合議制とか納得性があれば、いいと思うが、今回は、あまりに説明がなくて、たしか公示日の前日に出てきた。
12日の共同会見でも、この比例順位問題について小川氏がやや抽象的表現であったのに対して、階氏がより具体的な説明をするという前日と同じ傾向が見られた。
党内融和で中道再生の道筋を描けるのかを占う代表選は13日投開票という超短期決戦だが、結果が注目される。
【ジャーナリスト/横田一】








