2024年05月16日( 木 )

【福岡市長選】王者への挑戦(4)野党陣営が共闘

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 11月20日に投開票が行われる福岡市長選挙をめぐり、野党系候補の一本化が進んでいる。共産党の支援者と市民団体でつくる「福岡市から政治をかえる会」は、先月9月に「市民連合ふくおか」事務局長・片山純子氏(65)の同選挙への擁立を内定していたが、10月8日の総会で内定取り下げを決定し、前福岡市議会議員・田中慎介氏(44)の野党系候補者としての一本化を図る。

田中 慎介 市会議員
田中 慎介 市会議員

    田中氏は9月20日に無所属での出馬を表明、立憲民主党福岡県連は9月23日に臨時の常任理事会を開き、推薦を出す方針を全会一致で決めた。翌24日には、党本部に推薦を上申している。「福岡市から政治をかえる会」は田中氏を全面的に支援する方針を決め、本日田中氏と政策協定を結んだ。

 田中氏は「今の市政を変えていかないといけないと思っている方々とは、しっかりとスクラムを組んで力を結集し戦いたいと思いますので、さまざまな方からの力をいただき連携して行きたい」と意欲を示している。

 現職の高島宗一郎市長(47)は、先月9月の福岡市議会で「決算特別委員会に全力で集中させていただき、決算が終わり次第、決断したいと考えております」と述べたのみ。7日の決算特別委員会が終わってからも「決算に集中しているので、何も考えていません。まだ議会中ですからね」と回答した後に、議会が終わってから判断するのかとの質問に対しては「そうですね。その通りです」と、いまなお結論を出していない。与党系議員関係者によると、来週にも進退を表明するのではないだろうかとも見られており、今後の動向を注視したい。

【岡本 弘一】

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