2024年05月05日( 日 )

FFGと福岡中央銀行が経営統合

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 ふくおかフィナンシャルグループ(東証プライム、FFG)は11日、福岡中央銀行(福証)と経営統合することを発表した。

 福岡銀行や十八銀行、熊本銀行を傘下に置くFFGは、関係当局の許認可や株主総会の承認を経た上で、2023年10月1日をメドに福岡中央銀行を完全子会社とする株式交換を行う。

 期末時点のFFG(連結)の預金残高は20兆858億円、貸出金残高は16兆7,036億円。同じく福岡中央銀行(単体)の預金残高は4,938億円、貸出金残高は4,331億円。経営統合により、福岡中央銀行は福岡証券取引所を上場廃止となる予定。福岡銀行と福岡中央銀行との合併の予定はないという。

 この経営統合で福岡中央銀行に見込まれる相乗効果として「福岡中央銀行における中小企業向け金融の進化」を掲げ、福岡中央銀行の本部機能集約などによる業務の効率化、それにより生じた経営資源を顧客とのリレーション強化につながる分野へ積極的に投入するという。また、FFGの金融ノウハウ・サービス、情報ネットワーク、デジタルチャネルなどを最大限活用していく方針。これにより、福岡中央銀行は「中小企業専門金融機関」としての使命と役割を従来以上にはたしていくという。

【永上 隼人】

関連キーワード

関連記事