2024年05月19日( 日 )

ISF独立言論フォーラム立ち上げの経緯

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

ISF独立言論フォーラム編集長
木村 朗

 現在の日本を取り巻く内外情勢は、コロナ禍とインフレなどの経済危機のなかでの貧富の格差拡大と生活苦・自殺増、ヨーロッパでのウクライナ危機・紛争と迫りくる核戦争の危機、東アジア地域での台湾有事と米中対立の激化などかなり深刻な状況となっています。このままでは最悪の場合は第三次世界大戦の勃発、あるいは世界恐慌の再来と日本経済の崩壊という悪夢が現実化する可能性も否定できないと思います。しかし、こうした深刻な状況は、実は権力とメディアが一体化したかたちで行う情報操作と世論誘導の結果だともいえます。

 そこで、今年(2022年)4月1日に正式にスタートしたISF:Independent Speech Forum(独立言論フォーラム)は、昨年(2021年10月)に設立された(一社)・独立言論フォーラム(2人の代表理事:岡田元治、木村朗、4人の理事:藤田高景、前田朗、宮城恵美子、与那覇恵子)が運営するインターネットメディアであり、真実探求と戦争廃絶を目指し、左右のイデオロギーを問わず平和と人権を重んじる普遍的な平和主義・民主主義・人道主義の立場から、メインストリームメディア(MSM)では得られない、不可視化された不都合な事実・真実をありのままに伝えるとともに民主的なオピニオンを主導する、自律した市民のための独立系メディアです。とくに権力と大手メディア(MSM)が一体化して行う情報操作に対して、それに惑せられないような総合的かつ的確な分析・批評と地道なファクトチェックを通じて市民のメディアリテラシーを高める一助をはたせればと考えています。

 このISF独立言論フォーラムは、今年1月にスタートしたFMぎのわんラジオの新番組「沖縄平和トーキングラジオ~南から風を~」(パーソナリティー:木村朗、与那覇恵子、宮城恵美子)とも連携しており、FMぎのわんラジオで収録された動画をその後に編集したうえでISFのHPにアップさせるというかたちで現在まで続けています。

 またISFはこれまでに、ウクライナ問題、コロナ&ワクチン問題、沖縄のPFAS問題、統一教会と国葬問題、今市事件・志布志事件・大崎事件などの冤罪問題などを取り上げて特集してお伝えするとともに、「終わらない占領との決別」&ISF発足の記念集会(3月31日)、「参院選後の日本の進路を問う~戦争前夜の大政翼賛化」(8月27日)、「コロナ&ワクチン問題を考える~ワクチン接種の安全性・有効性を問う」(10月29日)、「ウクライナ危機と世界秩序の転換 ~情報操作と二重基準を越えて」(11月25日予定)などの公開シンポジウムをISF主催で開催してきました。来年(2023年)1月28日には「(旧)統一教会と日本政治の闇を問う~自民党は統一教会との関係を断ち切れるのか」というテーマでの公開シンポジウムも開催を予定しています。

最後に、ISFへのご支援のお願いです。私たちISF独立言論フォーラムは、広告に頼らずに真実探求と戦争廃絶で志を同じくする個人・団体のご寄付によって運営される独立したインターネットメディアです。この新しいメディアであるISF独立言論フォーラムの最大の目的・役割は、権力(政 府・大資本)の監視・批判を通じた戦争発動の阻止と人権侵害の解消であり、日本の真の独立と再生、東アジアの平和と共生、沖縄基地問題の根本的解決であり、それをタブーなき自由な言論活動を通じて実現することを目指しています。

 ISFの活動にご賛同いただける皆さま方からのご支援・ご協力を心よりお願いいたします(とくに12月末から開始する予定の会員登録への申し込みをしていただけると嬉しいです)。

補足:『終わらない占領との決別』(かもがわ出版、2022年3月)発刊の意義

 『終わらない占領との決別』の目次は、以下の通りである。

まえがき 編者 木村 朗

巻頭言  鳩山友紀夫「目を覚ませ  日本!!」

木村三浩「対米自立を目指して」
進藤榮一「対米従属下の失われた30年」
吉田敏浩「安保法・密約体系と憲法体系の対決」
末浪靖司「国際情勢の変容と日本の針路」
新垣 毅「日本復帰50年を迎える沖縄から見た日米の植民地主義」
望月衣塑子「米製兵器の爆買いの果てに?米国の対中戦略に組み込まれる日本?」
与那覇恵子「米国隷属の根源」
猿田佐世「日本はアメリカに従属しているのか」
松竹伸幸「なぜ"対米自立"が世論の大勢にならないのか」
岡田元治「見果てぬ夢を次代につなぐ」

編集後記  木村 朗(編者)

ISF独立言論フォーラム、公開シンポジウムおよびトーク茶話会の案内
ISF独立言論フォーラム
公開シンポジウムおよびトーク茶話会の案内
※クリックで拡大(PDF)

関連記事