国内メガバンクグループ3社の2023年3月期決算(連結)が出そろった。いずれも、コロナ禍の収束傾向により国内外で経済活動が活発化したことから資金需要が増えたこと、欧米での利上げで海外融資の利益が増えたことなどにより、堅調な業績となっている。
各社の業績は表の通り。三井住友フィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループでは最終(当期)利益を増加させた。三菱UFJフィナンシャル・グループの最終利益は前年度比1.3%減となったが、2年連続で1兆円超を確保。グループ発足以来過去最高益だった21年度並みの水準となっている。
24年3月期通期の予測については、 米国の銀行破綻に端を発する世界的金融不安に懸念を強めているものの、いずれにおいても増益を見込んでいる。
【田中 直輝】
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