2024年04月29日( 月 )

オランダ生命保険会社、福岡に事業継続計画拠点開設~TEAM FUKUOKA

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 オランダを本拠とするNNグループのエヌエヌ生命保険(株)(東京都渋谷区)は、事業継続計画(BCP)の一環として、9月1日に福岡市に「テクノロジー・オペレーション・センター福岡」を開設すると発表した。同社は1985年に設立され、生命保険を通じた中小企業のサポートなどを行っている。オフィスは天神ビジネスセンターを予定している。

 同センター開設は、東京本社が災害などの影響を受けた場合でも、保険金・給付金の支払いなど基幹業務の継続性を確保することを可能にすることが狙い。平時における全社のシステムメンテナンス、オンサイトサポートの改善などにも取り組む。

 同社は、福岡市を西日本における重要なビジネスセンターとして位置付けており、福岡県・市らが産官学連携で進める国際金融機能誘致「TEAM FUKUOKA」の協力のもと、BCP拠点の設置を決定したとしている。福岡オフィスには、開所時点で現地採用者を含む14名が常駐し、今後も採用を予定しているという。

 同社CTO(最高技術責任者)のドリュー・フリン氏は「当社の事業継続マネジメントの観点で、福岡市は東京からのアクセスのよさと豊富な技術系人材の採用の容易さにおいてとくに優位性が高いことが拠点開設の主な要因となりました。『テクノロジー・オペレーション・センター福岡』の開設により当社の主な顧客層である中小企業経営者を守る体制をより一層強固なものにします」と話している。

【茅野 雅弘】

関連キーワード

関連記事