JR西が福岡で積極投資、マンションは開発ほか取得も
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JR西日本(東証プライム)の子会社が、福岡市地下鉄・薬院大通駅(七隈線)から徒歩3分の賃貸マンション・アクタス浄水通りを取得していたことがわかった。
取得したのはJR西日本の完全子会社・JR西日本不動産開発。アクタス浄水通りは、2013年に地場マンションデベロッパーのクレ・コーポレーションが開発した13階建・58戸の賃貸マンションで、数度のオーナーチェンジを経て、同社が6月25日に取得した。近年、JR西日本は福岡での投資が目立つようになってきた。22年11月に営業終了した結婚式場・アーカンジェル迎賓館の跡地では、JR西日本不動産開発が事業主となって、82戸の分譲マンション開発を進めている。完成予定は25年5月で、設計施工は同じくJR西日本グループのゼネコン・広成建設が手がけている。
JR西日本不動産開発では、桜坂駅(七隈線)から徒歩5分の立地で34戸のマンション開発計画も控える。また、北九州では、地場のマンションデベロッパー・大英産業と共同で、150戸の分譲マンション開発も進めているところ。19年にはJR博多駅から徒歩3分のホテル・ヴィアイン博多口駅前が入るビル開発、西鉄(東証プライム)と共同で行った分譲マンション開発の実績もある。22年3月期、JR西日本は売上高1兆3,955億円(前期比35.3%増)、営業利益839億円(前期は1,190億円の赤字)、経常利益736億円(同1,210億円の赤字)、当期利益885億円(同1,131億円の赤字)を計上。コロナ禍の2期連続赤字から抜け出した。
不動産事業セグメントでは、投資家向け販売の増加などから営業収益1,700億円(同12.5%増)、営業利益367億円(同22.2%増)と大幅な増収増益をはたしていた。【永上 隼人】
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