2024年04月25日( 木 )

アビスパ、全員で「鼓動。躍動。感動」を体現

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ウェリントン選手

 今年が、クラブ設立20周年のアビスパ福岡。現在のアビスパは、フロントとフィールドの一体感がより強固になり、進化をし続けている。アビスパのオフィシャルスポンサーが908社にまで増加したのも、その証拠といえよう。アビスパが掲げているスポンサー1,000社の達成は、もう目の前だ。

 スポンサーの増加は川森敬史代表を筆頭に、営業を中心としたスタッフ陣が最前線に出て汗水流した成果である。スポンサーとなった企業や団体の本社所在地は福岡市内外を問わず広範囲に広がっており、業種もさまざまだ。アビスパが掲げる、基本理念─『地域に根ざしたスポーツクラブとして、地域に生活する人々とともに発展します。スポーツを通じて、子どもたちに夢と感動を地域に誇りと活力を与えます。スポーツを愛する新しいコミュニティづくりと世界に開かれた豊かなスポーツ文化の創造に貢献します』に沿って活動を続けるアビスパの真しな姿勢が、評価されているのだと思われる。試合結果だけでなく、フロントとフィールドの連動した活動がスポンサーやサポーターの心を動かしている。まさに、今年のスローガンである“鼓動。躍動。感動”を体現しているといえそうだ。

 フロント陣の日々の奮闘に応えるように、選手も連日、ハードトレーニングに取り組んでいる。これはすべて、試合でベストパフォーマンスを発揮するためだ。井原正巳監督、コーチング、フィールドスタッフもトレーニング・試合の戦法・メディカル面のケア、用具の準備など綿密なマネジメントを実践している。その姿勢が、観衆の目に映り、心に響いているから、リーグ戦の勝敗に左右されず声援を送り続けているのだろう。

 現在、アビスパはリーグ戦14勝8敗9分勝点51の第5位につけている。J1昇格プレーオフ圏内の6位、自動昇格の2位も射程圏内に入ってきた。リーグ戦は、残り11試合。フィールドメンバーとフロント陣が“ハードワーク”を体現し続けることで「良いシーズンだった!」と最後に皆で笑える日が、現実のものとなってほしい。

 2015明治安田生命J2リーグ第32節は、ホームのレベスタで9月20日(日)コンサドーレ札幌を迎える。札幌は現在9勝8敗14分勝点41の第10位。まだまだJ1昇格のチャンスがあるチームだ。アビスパは3節(3月21日)で対戦しており、2-1で敗れている。札幌は、元日本代表の中心メンバー、稲本潤一選手、小野伸二選手を擁する。アビスパには肩書きに臆することなく、いつものハードワークでの縦横無尽にフィールドを駆け巡ってもらいたい。

【河原 清明】

 

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