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福岡地所(株)は1日、前田建設工業(株)や(株)南陽レンテック、稲尾産業(株)、SORABITO (株)と共同で、建設機械オンラインレンタルサービスによる業務効率化に関する実証実験を開始した。レンタルの見積もりや受発注、期間などの管理を専用ウェブサービス上で行うことで、建設現場の作業員とレンタル会社の担当者双方の業務効率化について検証する。
専用ウェブサービスは、SORABITOのオンラインレンタルサービス「i-Rental 注文」をベースとして開発されたアプリ「FJレン太郎」を通じて展開される。
建設会社と建機レンタル会社の間の業務上のコミュニケーション(見積依頼、受発注、レンタル期間などの管理)を、一貫して同アプリ上で行うもの。具体的には、複数のレンタル会社が提供する建設機械ウェブカタログのなかから注文、レンタルした建設機械一覧をアプリ上で確認できるというものだ。
福岡地所はサービスの提供、SORABITOはサービス開発のほか、運用支援の役割を担う。また、前田建設工業はサービスを活用した建設現場の効率化、南陽レンテックと稲尾産業はレンタル業務の効率化について検証する。
働き方改革に向けた取り組みの1つとしてもデジタル技術の活用が注目されているが、建設機械の調達についてはいまだにアナログな発注方法を採用する現場が多く、重複発注などを防ぐための管理作業を含む煩雑な事務手続に時間を取られていたことが、実証実験を行う背景となっている。実証実験は来年7月末まで行われる予定となっている。
【田中 直輝】
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