2024年04月21日( 日 )

日系企業、中国投資の集積地──蘇州ハイテク産業開発区

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

蘇州 イメージ 蘇州国家ハイテク産業開発区(蘇州高新区)は、1992年に国家レベルのハイテク産業開発区の第一陣として認可された。同開発区は、東に古都蘇州、西に太湖を擁し、豊かな資源と美しい環境から「山紫水明の園林都市」と称されている。

 エリア面積は333km2(太湖水域110km2を含む)、総人口は107万人で、蘇州の「一核二翼、東園西区」の重要な構成要素となっており、「一核四城」の重要な柱でもある。

 蘇州国家ハイテク産業開発区は、地域経済の構造の最適化をさらに促進し、競争優位性と発展の可能性を高めるため、獅山商務創新区、滸墅関経済開発区、太湖科学城の建設に取り組んでいる。

経済発展

 同開発区には現在、約2,000近くの外資企業が進出しており、投資額は300億ドル、世界トップ500企業の投資プロジェクト60件と電子情報、機械設備などの分野で国際競争力のあるハイエンド製造業クラスターを形成。そのうち700社が日系企業であり、長江デルタで最も代表的な「日系資本の集積地」となっている。

現代産業体系

 新世代の情報技術と2,000億相当のハイエンド機器製造2つの主要産業に加え、フォトニクス、ハイエンド医療機器、集積回路、ソフトウェア、グリーン低炭素など重点産業の体系を改善し、強力な産業クラスターを構築する。

光子産業

 産業規模は600億元を超える。世界水準の太湖フォトニクスセンターを建設し、高品質の産業と革新的なリソースを積極的に導入している。南京大学蘇州キャンパス、浙江大学蘇州工業研究所、中国兵器集団214などの研究所プラットフォームをもち、長光華信、天府光通信を代表とする200余りの重点企業が集まっている。

医療機器産業

 産業規模は400億元を超える。中国科学院蘇州医学工程技術研究所、東南大学蘇州医療器械研究所など多くの研究所とプラットフォームがあり、サーモフィッシャーサイエンティフィック、長光華医、心擎医療など300以上の主要プロジェクトを誘致し、医療器械分野における一流人材500人以上を招聘、関連企業は900社以上にものぼる。

集積回路産業

 産業規模は162億元。関連企業は180社で、国芯科技、蘇州普源精電科技、蘇州和林微納科技など上場企業7社を含む。中国工業情報化部・華東五所、蘇州市集積回路イノベーションセンター、南京大学国家集積回路産教融合イノベーションプラットフォーム蘇州センターなど、ハイレベルの専門プラットフォームを増設した。

ソフトウェアおよび情報技術産業

 産業規模は305億元。中国移動雲能力中心、中国科学院地理研究所、その他の研究機関や企業を頼り、ビッグデータ、ブロックチェーンなどの重点分野に注力し、ソフトウェアと情報サービスのブランドを形成。一流のソフトウェアと情報技術産業イノベーションクラスターの創造を加速させている。

グリーン低炭素産業

 産業規模は515億元。カナディアン・ソーラー、グッドウィー・テクノロジズ(固德威技術股分有限公司)などグリーン低炭素産業関連の81社、クリーンエネルギー、クリーン生産、省エネ・環境保護、エコ環境などの基幹産業を網羅し500以上のプロジェクトを展開している。

科学技術と人文科学

▼おすすめ記事
デジタル経済の協力促進 中日(蘇州)地方発展協力モデル区

 2022年末時点で、蘇州国家ハイテク産業開発区には、清華大学蘇州環境イノベーション研究所、南大蘇州イノベーション研究所など112の機関やプラットフォームが集まっている。同開発区には4万6,000人のハイレベル人材が招聘され、省級ユニコーン企業が34社、市級ユニコーン企業が33社、ガゼル企業が335社、国家級ハイテク企業が1,376社、上場企業が29社(うち科学技術創新委員会上場企業が9社)、省級民間科学技術企業が1,244社ある。

 蘇州国家ハイテク産業開発区は、東は京杭大運河に臨み、西は太湖に至り、56の山、太湖と運河湖岸線がある。デジタル文化、芸術工芸、文化観光に焦点を当てた「国家文化と科学技術融合模範基地」の建設に力を入れ、獅山文化広場、滸墅関古鎮、蘇州刺繍小鎮など重要プロジェクトを推し進めることで文化観光産業の発展を推進している。

重要な橋渡しとしての役割

 産業イノベーションクラスターを中心とした産業チェーン投資を促進し、太湖光子技術園、江蘇医療機器技術産業園、集積回路イノベーションセンター、大陽山デジタル産業基地、グリーン低炭素産業基地、上場科学技術など専門プラットフォームを構築する。また、ハイエンド人材を結集し、ハイテク企業の育成に重点を置き、太湖科学城の国際的なイノベーション・コミュニティの建設を推し進めている。

蘇州国家ハイテク産業開発区科学技術投資センター

 蘇州国家ハイテク産業開発区科学技術投資センターは、資本金2,200万元で2020年11月に設立された。一流国有企業の設立と運営に従って、開発区全体における科学技術投資の調整を担当。「2+5」現代産業システムを重視し、「企業、研究院、人材」事業を行い、革新、人材主導を重視し、成果の転換と産業のアップグレードを加速させ、国内外の大学、研究院、研究開発機構、ハイテク企業、ハイテク企業、一流人材のプロジェクトのプラットフォームの誘致を目指している。

 蘇州国家ハイテク産業開発区は、日本の企業家、人材を歓迎し、共に輝かしいキャリアと新時代へ向けた夢を実現しましょうと呼びかけている。


中国経済新聞を読もう

<連絡先>
(株)アジア通信社
所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7
TEL:03-5413-7010
FAX:03-5413-0308
E-mail:edit@chinanews.jp
URL:https://chinanews.jp

関連キーワード

関連記事