2024年05月04日( 土 )

第一交通産業の24年期中間 タクシー事業の業績回復

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 第一交通産業(株)(本社:北九州市小倉北区、田中亮一郎社長)がこのほど発表した2024年3月期の第2四半期決算短信(連結)によると、売上高が前年同期比3.3%増の440億1,200万円、営業利益が同72.1%増の12億1,300万円、経常利益が同18.6%増の16億8,300万円、四半期純利益が同6.5%減の8億円となった。

 タクシー・バス事業で移動需要が順調に回復。不動産再生事業も増収となり、全体業績を引き上げた。とくにタクシー事業の売上高は、運賃改定の進展などにより250億5,800万円(同10.0%増)となった。

 また、バス事業においても、沖縄県を中心に団体旅行やインバウンド需要の回復、大型イベントの再開などで輸送人員が増加したこともあり、売上高は29億8,300万円(同20.2%増)となった。

 一方、不動産事業では、分譲事業の売上高が93億500万円(同24.3%減)、セグメント利益が2億9,000万円(同64.3%減)となった。賃貸事業は売上高が25億9,200万円(同6.4%増)ながらセグメント利益は12億8,200万円(同5.1%増)となった。

 通期業績については売上高1,030億円(前期比4.1%増)、営業利益42億円(同58.5%増)、経常利益43億円(同2.1%増)、当期純利益24億円(同11.6%増)の増収増益を計画している。

【田中 直輝】

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