訪日・出国データで明瞭になる情けない日本

　韓国・台湾の方々が日本、そして福岡を訪問してくれるため、ホテル・物販・交通などの関連サービス業が非常に潤っている。「それではどうやって恩返しをしようか。相手の地域へのツアーを組もう！」と計画を練った。来年2月にフィリピンへ16名で行くことを決めた。

　さて、訪日・出国者数の状況はどうなっているのかと思い、データを取り寄せた。いやー、本当に驚いた。下記の通りである。

　23年1月～9月における韓国からの訪日者数と日本からの訪問者数を見ると、なんと訪日者の方が3倍多いのである。台湾との比較ではどうか。驚くことなかれ、約5倍の開きがある。「現在の国力の差を認めないといけない」と痛感させられた。台湾・韓国様とは尊敬の念をもって付き合うことが必要である。

　追記。同期間におけるタイとの比較では、同国からの訪日者数が日本からの訪問者数より約5万人多い。ある旅行社の話。「インドネシアから相次いでオーダーがきている。16名でゴルフをするからゴルフ場を押さえてくれというのだ。同様の打診が5組あった」とか。贅沢な旅行が徐々に増加する見通しだ。今後5年以内には東南アジアの国々でも訪日者数が日本からの訪問者数を上回るようになる国が5カ国ほどになると見込まれる。日本没落の底が本当に見えない！