2024年05月04日( 土 )

岡野バルブ製造の2023年11月期決算 増収と大幅増益

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 岡野バルブ製造(株)(本社:北九州市門司区、岡野武治代表)はこのほど、2023年11月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は74億700万円(前期比7.6%増)、営業利益は8億1,200万円(同66.3%増)、経常利益は9億1,000万円(同61.8%増)、当期純利益は6億9,700万円(同44.4%増)で、増収増益となった。

 決算要因について同社は、国内外での原子力発電への回帰動向や、化石燃料からの段階的脱却にともなう火力発電の変化が業績に影響したとし、バルブ製造販売部門では、原子力発電所向けの弁・部品販売がとくに好調であり、メンテナンス部門でも安定的に案件を確保、さらに、採算管理の徹底や人的資源の有効活用が、好調な業績に貢献したとしている。

 24年期の業績予想については、売上高は72億4,300万円(前期比2.2%減)、営業利益は4億9,200万円(同39.4%減)、経常利益は5億4,700万円(同40.0%減)、当期純利益は3億6,300万円(同48.0%減)で、減収減益を予想している。この理由について同社は、取替部品販売の減少や原価率の上昇による影響が予想されるためとしながら、今後の受注環境や顧客納期の変更などにより、これらの予想は変動する可能性があるとしている。

【寺村 朋輝】

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