貴方も私もいつかは救急車に担ぎ込まれる運命なり
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今朝(5日)午前6時、救急車の音を聞いて気が引き締まった。今朝は雨が結構降っていた。6時はまだ暗いが、出社の用意をする時間である。救急車はどうもお隣へ停まったようだ。お隣の家は夫人と中年の息子さんの2人暮らし。
救急車の音を耳にして、筆者は反射的に約1年前の1月3日を思い出していた。連れ添いが自宅で仰向けに倒れたのだ。驚いた。初めての経験であった。10分して救急車が駆け付けてきた。午後4時である。隣の方々が心配して飛び出してきた。こちらは慌てていて、救急車のスタッフの質問にも応対できる余裕も無かった。
筆者の連れ添いはその後に2回、合わせて3回救急車で病院に搬送された。3回目の搬送から1カ月半経った後に天に召された。今でも救急車のなかで横たわり意識を失った連れ添いの顔やら一連の出来事が、頭の中で走馬灯のように駆け巡る。それで筆者は救急車のサイレンを耳にすると体が震えだすのだ。
お隣さんのその後の容態に関する情報は入っていない。隣近所を見渡すと高齢者所帯ばかりである。救急車を呼ぶような事態がまた起こる可能性はどの家も高い。
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