2024年07月25日( 木 )

2024年春闘 福岡県内の有力企業でも賃上げ相次ぐ

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 賃金の上昇が焦点となっている今年の春闘。大手企業によるベースアップ(ベア、基本給引き上げ)などで満額回答が相次いでいるが、この状況は福岡県内の大手企業においても同様だ。

 九州電力(株)と九州電力送配電(株)は14日、平均1万1,500円を組合に提示し妥結した。組合要求金額に対して満額回答で、また2000年以降で最大水準となった。

 西日本鉄道(株)も同日、平均で月1万2,800円のベア(定期昇給込み)を実施すると労組に回答、妥結した。引き上げ額は過去30年で最も高い水準となった。 

 ロイヤルホールディングス(株)も同日、ベア1万5,000 円(平均 7.2%上昇、エリア・シニア社員含む)で妥結した。これは組合要求を上回るもので、1991年の労組結成以来、最大のベースアップとなった。

 安川電機(株)は13日、労組による月額1万3,000円の要求に対し満額回答した。定期昇給分を含めた賃上げ率は約6%。ベア実施は11年連続で、ベアを金額で要求し始めた98年以降で最高額となった。

 大手企業の賃上げの背景には、好調な企業業績のほか物価高による賃上げ圧力、さらに深刻化しつつある人材不足がある。このため、各社では初任給の引き上げも同時に打ち出すなど、人材確保の一環として賃上げを実施するケースが目立つ。

【田中 直輝】

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