西部ガスHD、25年3月期決算 減収増益

 4月30日、西部ガスホールディングス(株)(本社:福岡市博多区、加藤卓二代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は2,544億4,200万円(前期比0.7%減)、営業利益は105億3,000万円(同8.9%増)、経常利益は106億1,100万円(同2.3%増)、当期純利益は63億6,200万円(同3.4%増)で、減収増益となった。

 決算要因としては、都市ガス事業における原料費調整にともなうガス料金単価の下方修正によって売上高が減少した一方で、ひびきLNG基地の減価償却費の減少や販売費・一般管理費の削減などにより、利益面では改善がみられた。業務用ガス販売量の増加や分譲マンション販売戸数の増加も、利益確保に寄与した。

 来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は2,560億円(前期比0.6%増)、営業利益は105億円(同0.3%減)、経常利益は110億円(同3.7%増)、当期純利益は70億円(同10.0%増)で、増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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