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     来年1月16日の台湾総選挙は11月27日、立候補の届出を締め切った。届け出たのは、与党・国民党の朱立倫主席、最大野党・民進党の蔡英文主席、野党・親民党の宋楚瑜主席の3氏で、正式に受理された。
来年1月16日の台湾総選挙は11月27日、立候補の届出を締め切った。届け出たのは、与党・国民党の朱立倫主席、最大野党・民進党の蔡英文主席、野党・親民党の宋楚瑜主席の3氏で、正式に受理された。
 国民党は、現政権の馬英九氏の支持率低下に加え、候補者交代のドタバタ劇もあり、情勢の劣勢が伝えられている。現在、大きくリードしているのは、蔡英文主席で、このままいけば、政権交代の可能性が高まっている。また、同日開票の立法委員(国会議員)選挙で、民進党が過半数を獲得する可能性が高いとの見方も強まっている。宋楚瑜候補は、過去の選挙でも善戦するものの当選には届かないという「名高い泡沫候補」として認識されている。
 総統選挙は、候補がそれぞれ選んだ副総統候補と組を作って戦い、国民の投票では「ペア」に対して票を投じる。朱立倫主席は弁護士の王如玄氏とのペア、蔡英文主席は、中央研究院前副院長の陳建仁氏とのペアとなった。12月18日に候補者名簿が告示され、19日から運動期間に入る。与党・国民党は、情勢が厳しいと見るやいなや、馬英九総統が習近平国家主席と首脳会談を中国共産党と協力体制を急ピッチで整え、民進党に対し、様々な圧力をかけている。台湾の市民からは「与党が国民党の期間内で、中国との間に様々な協定が交わされ、中国に取り込まれてしまうのではないか」といった懸念も出ている。
【杉本 尚丈】
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